刀剣の先端部のこと。鎬筋(しのぎすじ)と刃から棟(むね)に引かれた横手(よこて)が交わる、三つ頭(みつがしら)より上の部分。
刀剣鑑賞の際は、刀身のなかで最も美しい部分と評される。
鋒/切先(きっさき)は、長さや形状によって、次の5種に大別することができる。
①「かます鋒/かます切先」(魚類のカマスの口を思わせる形状の鋒/切先)
②「小鋒/小切先」(かます鋒/かます切先と同じほどの大きさで、刃に丸みが付いている鋒/切先)
③「猪首鋒/猪首切先」(いくびきっさき:猪の首のように短く詰まっている鋒/切先)
④「中鋒/中切先」(ちゅうきっさき:通常の鋒/切先より少し大きい鋒/切先)
⑤「大鋒/大切先」(おおきっさき:中鋒/中切先より大きい鋒/切先)
茎尻(なかごじり)がまっすぐ平らになっている形状。
茎尻(なかごじり)が剣のように尖った形状。