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刀剣は昔から、神秘的な力を持つ物としても扱われてきました。神事で奉納される、歌舞(うたまい)・神楽(かぐら)や、伝統芸能や祭事で披露される「踊り」でも、刀剣は神聖な物として使用されています。「剣舞と詩舞 世界の剣舞」では、武術や吟詠と融合し、舞台芸術として発展した吟剣詩舞(ぎんけんしぶ)や、刀剣と日本の民族舞踊の歴史、世界で行なわれている剣舞(けんぶ)などについて解説します。武器としての刀剣とはまた一味違った、刀剣の魅力をご堪能下さい。
明治時代以降、旧武士階級の人々を中心として盛んに行なわれたのが「剣舞」(けんぶ)です。なかでも、日比野雷風(ひびのらいふう)が確立した吟剣詩舞(ぎんけんしぶ)は、誕生から120余年を経ても発展を続けています。詩に節を付けて歌う吟詠と、吟詠に合わせて踊る剣詩舞(けんしぶ)。日本の伝統的な芸道「吟剣詩舞」は、刀剣と共にどのような発展をしてきたのでしょうか。「吟剣詩舞」に関する、歴史や特徴についてご紹介します。
民族舞踊とは、伝統的に受け継がれてきた民族たちの踊りです。日本各地には様々な民族舞踊が存在しており、刀剣を小物として使う民族舞踊には、アイヌ民族の「剣の舞」、岩手県や宮城県の「鬼剣舞」(おにけんばい)などがあります。日本各地で行なわれている刀剣とつながりの深い民族舞踊には、どのような経緯や想いが込められているのでしょうか。刀剣を使用している民族舞踊の特長や種類について、ご紹介します。
剣舞(けんぶ)が行なわれる国は、日本だけではありません。中国、スペイン、サウジアラビアなど、世界各国で剣舞が行なわれています。剣舞の表現も国によって様々。国の統治・支配を表現したり、航海の魅力を表現したりと、刀剣の数だけ剣舞も姿を変えます。日本とは文化や価値観が異なる世界で、剣舞はどのような形で生まれ、発展してきたのでしょうか。アジアやヨーロッパなど、世界中の刀剣と文化の関わりをご紹介します。