終了した刀剣イベント・日本刀展示会を
ご紹介します。
大阪府大阪歴史博物館
特別展「埋忠〈UMETADA〉桃山刀剣界の雄」
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開催期間
2020年10月31日 (土)〜2020年12月14日 (月)
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開催場所
大阪歴史博物館
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所在地
〒540-0008
大阪府大阪市中央区大手前4丁目1-32
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イベント・展示概要
埋忠(うめただ)とは、桃山時代から江戶時代にかけて活躍した刀工・鐔工の一門です。埋忠一門は、刀の仕立て直しや鎺(はばき)の制作で幅広い実績を残しました。特に「埋忠明寿」(梅忠明寿)の作品は、作刀した刀剣のほかに、彫刻や鍔(つば)でも高い評価を受けています。
この「埋忠展」は、埋忠明寿をはじめとする埋忠一門の刀剣や刀身彫刻、鍔、「埋忠刀譜」(埋忠一門の作業記録)などから、埋忠の実像を探る展示会です。
短刀 銘 来国光(名物 有楽来国光)
- 銘
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来国光
- 鑑定区分
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国宝
- 刃長
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27.7
- 所蔵・伝来
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豊臣秀頼 →
織田有楽斎 →
刀剣ワールド財団
〔 東建コーポレーション 〕
短刀 銘 来国光(名物塩河来国光)
- 銘
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来国光
- 鑑定区分
-
重要文化財
- 刃長
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25.6
- 所蔵・伝来
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本多美濃守
忠政所持→
本多家伝来→
刀剣ワールド財団
〔 東建コーポレーション 〕
短刀 銘 山城国西陣住人埋忠明寿 慶長拾三年三月吉日 所持熊谷清六
- 銘
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山城国西陣住人
埋忠明寿
慶長拾三年
三月吉日
所持熊谷清六
- 鑑定区分
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重要美術品
- 刃長
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25.5
- 所蔵・伝来
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刀剣ワールド財団
〔 東建コーポレーション 〕

刀剣巡りができる大阪城などに加え、大阪府周辺の地域で刀剣を所蔵・展示している施設も合わせてご紹介します。
三重県桑名市博物館
三重刀剣紀行 ~ 甦る村正の煌めき ~
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開催期間
2020年10月17日 (土)〜2020年11月29日 (日)
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開催場所
桑名市博物館
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所在地
〒511-0039
三重県桑名市京町37番地1
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イベント・展示概要
2020年(令和2年)は、文化財保護法制定70周年。これを記念して桑名市博物館では、特別企画展「三重刀剣紀行 ~ 甦る村正の煌めき ~」が開催されます。
現在に伝わる文化財を、未来に引き継いでいこうとする意識を育む上でも、刀剣は最適の文化財のひとつ。本展を通じて地域への愛着を育て、文化財保存の重要性を理解して頂くことを目的としています。
今回は、2019年(令和元年)に74年ぶりに漆を研いで甦った「太刀 銘 勢州桑名郡益田庄藤原朝臣村正作/天文十二天癸卯五月日」(桑名宗社所蔵)や、三条実美が奉納した「村正」の短刀(太宰府天満宮蔵)などを展示。地元・桑名を中心に、三重県ゆかりの作品がご鑑賞頂けます。
愛知県熱田神宮宝物館
東海現代刀匠刀剣展 ~ 刀匠のあそび その二十三 ~
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開催期間
2020年10月30日 (金)〜2020年11月24日 (火)
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開催場所
熱田神宮宝物館
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所在地
〒456-8585
愛知県名古屋市熱田区神宮1丁目1-1
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イベント・展示概要
「東海現代刀匠刀剣展」は、今年で第25回を迎える人気の展示会です。
2009年(平成21年)に無鑑査、2015年(平成27年)に岐阜県関市の重要無形文化財に認定された「尾川兼國」(本名:尾川光敏)刀匠や、美濃鍛冶の名門「藤原兼房」(本名:加藤賀津雄、加藤正文実)親子など、東海で高い注目を集める現代刀匠の新作刀剣が一堂に披露されます。
また、毎回話題となっているのが、小柄や文鎮など、刀匠が遊びごころを持って作り上げた小品の数々。刀匠の技術の妙も愉しめます。
長野県坂城町 鉄の展示館
お守り刀特別展 ~ 願いを込めて ~
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開催期間
2020年9月12日 (土)〜2020年11月23日 (月)
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開催場所
坂城町 鉄の展示館
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所在地
坂城町 鉄の展示館
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イベント・展示概要
「お守り刀」とは、魔除け、厄除けなどの神徳があると信じられている刀剣のこと。古来、刀剣には、目に見えない神秘的な力が宿ると信じられ、生誕や端午の節句、結婚のお祝いの品として贈られてきました。
新型コロナウイルスの感染が拡大し、人々が不安になっている今、「魔を除け、邪を祓う」という「お守り刀」の力で、世の中の平穏を願おうと開催されるのが、こちらの特別展です。
宮入小左衛門行平刀匠が制作した1振の他、優れたお守り刀が集結します。
愛知県西尾市資料館
侍 ~ 戦いの装い その拾 ~
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開催期間
2020年9月29日 (火)〜2020年11月13日 (金)
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開催場所
西尾市資料館
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所在地
〒445-0864
愛知県西尾市錦城町229
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イベント・展示概要
現在の愛知県西尾市の西側に相当する地域を治めていたのが「西尾藩」(にしおはん)です。1601年(慶長6年)に「本多康俊」が20,000石で立藩し、以降、藩主は太田氏、井伊氏など頻繁に替わりますが、いずれも譜代大名が赴任。1764年(明和元年)に大給松平氏が60,000石で入封し、明治維新まで存続しました。
西尾城は維新後に破却されましたが、城址は現在西尾市歴史公園として整備。2020年(令和2年)7月には、「二の丸丑寅櫓」と全国的にも 珍しい屏風折れの「土塀」が復元されました。
今回、西尾市資料館で開催されるのが、「侍 ~ 戦いの装い その拾 ~」展です。 西尾藩の家老「今井家」旧蔵の具足や西尾藩お抱えの鉄砲鍛冶「国友」在銘の鍔(つば)、 西尾藩士旧蔵の「黒革包鞘半太刀拵」など、貴重な武具が展示されます。入場無料。
京都府北野天満宮
刀剣ファン必見 伝説の太刀「鬼切丸(髭切)」と北野天満宮ツアー
三重県刀剣コレクション桑名・多度(ホテル多度温泉)
特別展「名古屋刀剣ワールド サイト公開記念/刀剣ワールド財団の新コレクション展」
広島県ふくやま美術館
小松安弘コレクション寄贈記念 日本の名刀
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開催期間
2019年12月18日 (水)〜2020年4月5日 (日)
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開催場所
ふくやま美術館 2階常設展示室
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所在地
〒720-0067
広島県福山市西町二丁目4番3号
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イベント・展示概要
ふくやま美術館は、株式会社エフピコの創業者・小松安弘氏のコレクションを2007年(平成19年)に寄託を受け、保管と公開を行なった歴史があり、2018年(平成30年)11月に国宝7点、重要文化財6点、特別重要刀剣1点が寄贈されました。
本展覧会では小松氏のコレクションであったこれら14点の日本刀を「小松安弘コレクション寄贈記念 日本の名刀」として展示。国宝の江雪左文字などの名刀が公開されます。
三重県刀剣コレクション桑名・多度(ホテル多度温泉)
奈良県春日大社
最古の日本刀の世界 安綱・古伯耆展
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開催期間
2019年12月28日 (土)〜2020年3月1日 (日)
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開催場所
春日大社国宝殿
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所在地
〒630-8212
奈良県奈良市春日野町160
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イベント・展示概要
「最古の日本刀の世界 安綱・古伯耆展」は安綱・古伯耆の作品のうち国宝や重要文化財に指定された日本刀が、春日大社国宝殿に集まる貴重な機会です。
安綱・古伯耆は日本刀が成立する過程における最古級の刀匠であり、安綱は一説によると本展覧会の開催地奈良に出身のルーツがあるとされます。
本刀剣展示会は安綱・古伯耆の作品に加え、大和、山城、備前の作品と比較することによって日本刀成立の謎に迫るものです。
福岡県九州国立博物館
刀剣ことはじめ 刀剣ワールド財団と九博の名刀
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開催期間
2020年1月1日 (水)〜2020年2月24日 (月)
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開催場所
九州国立博物館
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所在地
〒818-0118
福岡県太宰府市石坂4-7-2
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イベント・展示概要
九州国立博物館にて、刀剣ワールド財団と九州国立博物館・福岡県のコラボ特集展示「刀剣ことはじめ」(2020年1月1日~2月24日)が開催。
刀剣ワールド財団所蔵の所蔵品から厳選した作品を中心に「九州初公開」となる作品の数々が九州国立博物館所蔵の名刀と共に展示されます。
日本刀の分かりやすい解説や全品写真撮影可という取り組みにより、より多くの人に楽しんで頂ける刀剣展示会となっております。

九州国立博物館で特集展示「刀剣ことはじめ」が開催され、刀剣ワールド財団が所有している刀剣が展示されました。

外交の拠点として栄えた太宰府に位置する「九州国立博物館」の魅力をご紹介します。
静岡県佐野美術館
名刀への道
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開催期間
2020年1月7日 (火)〜2020年2月16日 (日)
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開催場所
佐野美術館
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所在地
〒411-0838
静岡県三島市中田町1−43
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イベント・展示概要
直刀という上古刀の形式から変遷を遂げ、反りや鎬のある現在の日本刀の形式が完成したのは、平安時代後期と考えられています。
この日本刀誕生期周辺に活躍した、安綱、豊後国行平、包平といった刀匠の作品がもつ力強さは特有の魅力があるものです。本刀剣展示会では平安時代後期から鎌倉時代にかけての刀剣が中心に公開され、それ以前に制作されていた直刀や蕨手刀といった品々と共に、日本刀誕生までの道のりをご紹介します。
長野県坂城町・鉄の展示館
第三回 平成の名刀・名工展(長野県)
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開催期間
2019年11月9日 (土)〜2020年2月2日 (日)
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開催場所
坂城町・鉄の展示館
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電話番号
0268-82-1128
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所在地
〒389-0601
長野県埴科郡坂城町坂城6313-2
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イベント・展示概要
平成の名刀・名工展は、今後の刀剣界のさらなる発展に貢献する催しとして開催。
第1回は「林原美術館(岡山県)」、第2回は「刀剣博物館(東京都)」、第3回は「鉄の展示館(長野県)」で行なわれます。

今後の刀剣界のさらなる発展に貢献する催しとして開催されます。
高知県創造広場 アクトランド
企画展「龍馬と剣術 -刀剣展示-」
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開催期間
2019年7月27日 (土)〜2020年1月26日 (日)
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開催場所
創造広場 アクトランド
龍馬歴史館2階・龍馬有縁資料館
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所在地
〒781-5233
高知県香南市野市町大谷928-1
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イベント・展示概要
坂本龍馬は、14歳のころから剣術を学び始めました。はじめに学んだのは、小栗流武術。24歳のころには、「北辰一刀流長刀兵法目録」を伝授されています。維新の立役者として知られる龍馬ですが、剣術ではどのような軌跡を歩んだのでしょうか。今回は「剣術」に焦点を当て、龍馬の半生を振り返ります。
また同時企画展として、「刀剣展示」を開催。土佐の名刀「陸奥守吉行」をはじめ、「吉國」、「和泉守兼重」など全9点が展示されます!
三重県刀剣コレクション桑名・多度(ホテル多度温泉)
特別展「新刀の名工展」
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開催期間
2019年10月4日 (金)〜2020年1月7日 (火)
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開催場所
ホテル多度温泉レジデンス新館3階ローズウッド
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所在地
〒511-0122
三重県桑名市多度町古野2692
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イベント・展示概要
新刀の始まりとなる1596年(慶長元年)、この頃は安土桃山時代の末期であることから、実力で評価される下克上文化が根付き、これが刀剣界にも影響を与えます。
この影響として、新刀は独学で芽を出す刀工が増え、従来の作風とは大きく異なる手法の研究も進みました。さらに、従来の時代においては、日本刀を作るための素材を輸送するのが困難なことから日本刀の名産地は限られていましたが、交通手段の発達により、全国各地で作刀がなされるなど、新刀の時代で日本刀は従来と異なる発展を遂げたのです。
日本刀の新たな可能性を模索した新刀の世界をぜひ、ご覧下さい。
山口県柏原美術館(旧:岩国美術館)
稲葉江展
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開催期間
2019年10月1日 (火)〜2019年11月30日 (土)
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開催場所
柏原美術館(旧:岩国美術館)
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所在地
〒741-0081
山口県岩国市横山2丁目10-27
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イベント・展示概要
国宝「稲葉江」は、「郷と化物は見たことがない」と言われる幻の刀工「郷義弘」の一振。織田信長や豊臣秀吉に仕えた武将「稲葉重通」が所持したことから「稲葉江」と呼ばれています。大変貴重な作品です。
福岡県太宰府天満宮
神社に奉納された名刀展
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開催期間
2019年7月11日 (木)〜2019年11月4日 (月)
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開催場所
太宰府天満宮宝物殿第1展示室
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所在地
〒818-0117
福岡県太宰府市宰府4丁目7番1号
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イベント・展示概要
古来より神社には、様々な名品が奉納されてきた歴史があり、刀剣もそのひとつです。
この展覧会では、奉納された刀剣について焦点を当てて紹介している展覧会であり、阿蘇神社に奉納された「蛍丸」の写しも9月1日まで公開されています。
福岡県福岡市博物館
特別展 侍 ~もののふの美の系譜~The Exhibition of SAMURAI
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開催期間
2019年9月7日 (土)〜2019年11月4日 (月)
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開催場所
福岡市博物館
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所在地
〒814-0001
福岡県福岡市早良区百道浜3-1-1
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イベント・展示概要
本展覧会では、平安時代中期から桃山時代にわたる刀剣・甲冑(鎧兜)等の名品約150点が展示され、刀剣・甲冑(鎧兜)の歴史的な進化を観ることができます。
福岡ゆかりの「黒田官兵衛」や、「立花宗茂」をはじめ「徳川家康」や「豊臣秀吉」、「上杉景勝」など名だたる武将にゆかりのある品々が勢揃いします。
東京都東京美術倶楽部
「第32回 大刀剣市 2019」
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開催期間
2019年11月1日 (金)〜2019年11月3日 (日)
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開催場所
東京美術倶楽部
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所在地
〒105-0004
東京都港区新橋6丁目19-15
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イベント・展示概要
大刀剣市とは、全国刀剣商業協同組合が主催する「刀剣」・「刀装具」・「武具甲冑」を中心とした展示・即売会です。全国各地より73店舗の刀剣商が一堂に会し、自慢の逸品が展示・販売されます。日本全国の刀剣愛好家はもちろんのこと、アメリカ、ヨーロッパを中心に、世界各国のお客様からも注目されているイベントです。
購入後は銃砲刀剣類所持等取締法に基づき、都道府県の教育委員会に所有者変更の届け出が必要です。

全国各地より73店舗の刀剣商が一堂に会し、自慢の逸品を展示・販売する「大刀剣市」をご紹介します。
東京都刀剣博物館
第二回 平成の名刀・名工展(東京都)

今後の刀剣界のさらなる発展に貢献する催しとして開催されます。
三重県刀剣コレクション桑名・多度(ホテル多度温泉)
福岡県九州国立博物館
室町将軍 ―戦乱と美の足利十五代―
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開催期間
2019年7月13日 (土)〜2019年9月1日 (日)
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開催場所
九州国立博物館
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所在地
〒818-0118
福岡県太宰府市石坂4丁目7−2
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イベント・展示概要
室町幕府の栄枯盛衰と個性あふれる将軍たちの魅力を、室町幕府の歴代将軍の肖像やゆかりの文化財といった将軍によって愛された名品を通しで紹介する展覧会です。
武具としても13代将軍「足利義輝」(あしかがよしてる)ゆかりの
国宝「大般若長光」や、6代将軍「足利義教」(よしのり)の甲冑(鎧兜)
重要文化財「赤糸威肩白鎧」(あかいとおどしかたじろよろい)などの名品が一堂に会します。
岡山県林原美術館
第一回 平成の名刀・名工展(岡山県)
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開催期間
2019年5月18日 (土)〜2019年7月7日 (日)
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開催場所
林原美術館
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電話番号
086-223-1733
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所在地
〒700-0823
岡山県岡山市北区丸の内2-7-15
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イベント・展示概要
平成の名刀・名工展は、今後の刀剣界のさらなる発展に貢献する催しとして開催。
第1回は「林原美術館(岡山県)」、第2回は「刀剣博物館(東京都)」、第3回は「鉄の展示館(長野県)」で行なわれます。

今後の刀剣界のさらなる発展に貢献する催しとして開催されます。
三重県刀剣コレクション桑名・多度(ホテル多度温泉)
特別展「相州伝の系譜展」
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開催期間
2019年4月5日 (金)〜2019年7月3日 (水)
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開催場所
ホテル多度温泉レジデンス新館3階ローズウッド
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所在地
〒511-0122
三重県桑名市多度町古野2692
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イベント・展示概要
相州伝は、今までの伝法を融合させ、日本刀の技術を大幅に発展させました。
その役割を大きく担ったのは名工「正宗」ですが、相州伝の完成には、正宗の師となる刀工の活躍も大きく、「正宗十哲」をはじめとする正宗の弟子たちが様々な流派・伝法に技術を伝えたことによって相州伝の地位は高まりました。
本特別展では、相州伝の礎となった刀工の作品や、正宗の弟子をはじめとする刀工の作品をご覧頂きます。
東京都刀剣博物館
2019年現代刀職展 研磨・白鞘・刀装・柄前・白銀の部(旧刀剣研磨・外装技術発表会)

「2019年現代刀職展 研磨・白鞘・刀装・柄前・白銀の部(旧刀剣研磨・外装技術発表会)」が開催。刀剣への関心を高めるための展示会です。
三重県多度大社
多度刀剣特別展

多度大社 宝物殿「多度刀剣特別展」に、刀剣ワールド財団保有の日本刀9点、拵2点、献上鮫1点を展示。
三重県刀剣コレクション桑名・多度(ホテル多度温泉)
特別展「現代刀展」
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開催期間
2019年1月10日 (木)〜2019年4月4日 (木)
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開催場所
ホテル多度温泉レジデンス新館3階ローズウッド
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所在地
〒511-0122
三重県桑名市多度町古野2692
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イベント・展示概要
日本刀は、長い歴史を経て現在に受け継がれる日本特有の美術品です。
今回のテーマである現代刀が作られた明治から平成の時代の間は、日本刀にとっては苦難の日々。廃刀令や、GHQによる刀狩りなど、日本刀を持つことや作ることも制限され、伝統が潰える危機にありました。
この苦難の時期も刀匠をはじめとする様々な人々の力で乗り越え、現代に日本刀の美を伝えることができています。
名工によって現代に受け継がれた伝統の技をぜひお楽しみ下さい。
東京都刀剣博物館
2019年現代刀職展 作刀の部・刀身彫の部・彫金の部(旧新作名刀展)

「2019年現代刀職展 作刀の部・刀身彫の部・彫金の部(旧新作名刀展)」が開催。刀剣への関心を高めるための展示会です。
東京都國學院大學博物館
特別展 神に捧げた刀-神と刀の二千年-
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開催期間
2019年1月22日 (火)〜2019年3月16日 (土)
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開催場所
國學院大學博物館 企画展示室
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所在地
〒150-8440
東京都渋谷区東4-10-28
(國學院大學渋谷キャンパス内)
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イベント・展示概要
刀剣は、日本の神祭りの長い歴史のなかで、神のはたらきを表したり、神への重要な捧げ物と位置づけられてきました。 本展では、刀剣にまつわる神話や物語が書かれた「古事記」、「日本書紀」、「平家物語」などに見る「古代祭祀と刀剣」や「伝説」、また「中世東国の武士と神社への信仰」などをテーマに、東国各社の奉納刀を展示し、神や神社と刀剣の関係について、その歴史的背景を明らかにしていきます。
東京都日本武道館
鏡開き式・武道始め
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開催期間
2019年1月14日 (月)
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開催場所
日本武道館大道場
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所在地
〒102-8321
東京都千代田区北の丸公園2番3号
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イベント・展示概要
武道は、心技一如(しんぎいちにょ:心と技は切り離すことはできないこと)の運動文化で、日本の精神文化の柱である武士道を体現するものです。日本においては古来、神前に供えた鏡餅を、正月の祝い納めの日である「二十日正月」(はつかしょうがつ)に開く風習が定着してきました。武道の殿堂・日本武道館において、新春恒例の行事として成人の日に開催されている「鏡開き式・武道始め」は、武道人にとって、正月を終えて新たな年を走り始める日でもあります。
三重県刀剣コレクション桑名・多度(ホテル多度温泉)
特別展「備前の歴史展」
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開催期間
2018年9月26日 (水)〜2019年1月9日 (水)
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開催場所
ホテル多度温泉レジデンス新館3階ローズウッド
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所在地
〒511-0122
三重県桑名市多度町古野2692
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イベント・展示概要
備前伝は、五箇伝の中でも平安時代末期から室町時代末期までと非常に長きに亘って栄えました。備前伝は現在の岡山県に位置する備前国がルーツです。備前国は中国山地で採れる砂鉄・木材が豊富であり、刀剣にとって良質な原料が揃っていたこと、瀬戸内海に面しており、作られた刀剣の流通に便利でした。これによって備前伝は発展し刀剣の一大産地となったのです。そして、刀工・作品の数も五箇伝の中でも抜きん出ており、様々な特徴が同じ備前伝の中でも見られます。
今回の展示では、備前伝において平安時代から室町時代の作品を用意致しました。ぜひ、それぞれの作品の特徴を見比べながらお楽しみ下さい。
東京都刀剣博物館
「諸国漫遊 -多彩なるお国拵と日本刀五ヶ伝を巡る旅-」
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開催期間
2018年10月13日 (土)〜2018年12月24日 (月)
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開催場所
刀剣博物館
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所在地
〒130-0015
東京都墨田区横網1-12-9
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イベント・展示概要
江戸時代より、打刀の拵は発達していくのですが、各藩の特色や技術を打ち出した「お国拵」という拵が次第に各地で生まれてきます。
また、刀剣も地域によって作風が異なっており、代表的な生産地である「五箇伝」は日本刀文化の発展における中心的存在でした。
本展では、五箇伝の名刀と、お国拵を通して、日本刀に関する地域ごとの特色を楽しむことができる展示会となっています。
加藤清正公図(葛飾北斎筆)

加藤清正公図
葛飾北斎が戦国武将・加藤清正を威厳に満ちた姿に描いていた一枚です。
本作は、葛飾北斎と改名した寛政年間の制作であり、鎧の小札(こざね)部分の描き方には、小札に塗られた漆の質感を表現するために光沢を持たせ、刀の柄に使用される鮫の皮の凹凸を、胡粉で一つ一つ盛り上げるなど、刀や甲冑のリアルティを追求して描かれています。
京都府京都国立博物館
京のかたな 匠のわざと雅のこころ

京都府京都市にある「京都国立博物館」の特別展に、刀剣ワールド財団保有の刀剣2振を出品展示しております。
三重県桑名市博物館
特別企画展 村正Ⅱ―村正と五箇伝―

桑名市博物館(三重県桑名市)にて開催の特別企画展「特別企画展 村正Ⅱ ―村正と五箇伝―」に、刀剣ワールド財団から刀剣17振を提供しております。
東京都東京美術倶楽部
「第31回 大刀剣市 2018」
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開催期間
2018年11月16日 (金)〜2018年11月18日 (日)
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開催場所
東京美術倶楽部
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所在地
〒105-0004
東京都港区新橋6丁目19-15
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イベント・展示概要
大刀剣市とは、全国刀剣商業協同組合が主催する「刀剣」・「刀装具」・「武具甲冑」を中心とした展示・即売会です。全国各地より73店舗の刀剣商が一堂に会し、自慢の逸品が展示・販売されます。日本全国の刀剣愛好家はもちろんのこと、アメリカ、ヨーロッパを中心に、世界各国のお客様からも注目されているイベントです。
購入後は銃砲刀剣類所持等取締法に基づき、都道府県の教育委員会に所有者変更の届け出が必要です。

全国各地より73店舗の刀剣商が一堂に会し、自慢の逸品を展示・販売する「大刀剣市」をご紹介します。
三重県刀剣コレクション桑名・多度(ホテル多度温泉)
特別展「鎌倉時代の名刀展」
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開催期間
2018年7月1日 (日)〜2018年10月2日 (火)
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開催場所
ホテル多度温泉レジデンス新館3階ローズウッド
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所在地
〒511-0122
三重県桑名市多度町古野2692
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イベント・展示概要
鎌倉時代は「日本刀の黄金時代」と呼ばれる程、日本刀の歴史において重要な時代です。初期は上品な姿を見せ、中期は実用性を重視した豪壮な姿へと変わっていきます。
さらに、後期は元寇の影響もあり、より豪快な造りと新たな作刀における技術革新などが起こりました。
ひとつの時代で様々な日本刀の側面を楽しめる、まさに「日本刀の黄金時代」です。ぜひ、お楽しみ下さい。