陣笠・兜・陣羽織はいずれも武士たちが着用した防具の一種です。
陣笠は元々、足軽たちが使用した簡素な防具でした。江戸時代になると武士達が公用外出時に陣笠を着用し、身分や家格を示すための道具として、美術的な意匠や素材が使用されるように。
兜は、甲冑と共に防具の筆頭ですが、合戦の形式に応じて形が変化し、室町時代末期以降なると形状や前立てに、武将の個性が現れるようになりました。
陣羽織は、安土桃山時代以降、戦国武将達が甲冑の上から着るようになった丈の短い着物です。甲冑を雨や寒風から守る防寒具として重宝されていました。武将達は、陣羽織の背面に家紋や絵の刺繍を施すと共に、柄物の生地を使用することで、自らの財力やカリスマ性をも示したのです。
陣笠掲載数 | 56 蓋 (掲載予定数 :59 蓋) |
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とんきょ帽掲載数 | 3 蓋 |
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兜掲載数 | 56 頭 (掲載予定数 :58 頭) |
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陣羽織掲載数 | 17 点 |
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足軽から上級の武士まで、様々な身分の人に使われ、用途に合わせた装飾が施されている陣笠の一覧です。画像をクリックすると、陣笠の詳細情報をご覧頂けます。
隅切葵紋陣笠 二点組
滕紋唐草文金蒔絵陣笠
黒漆塗五ツ紋陣笠
黒漆塗丸に木瓜紋金蒔絵陣笠
紋金筋銀裏朱九曜紋金蒔絵陣笠
三階菱紋飛龍鶴文蒔絵陣笠
黒漆塗丸に片喰紋陣笠
黒漆塗家紋金蒔絵陣笠
黒漆塗丸に松皮菱紋陣笠
黒漆塗丸に下り藤紋陣笠
黒塗十六間筋陣笠
煉革黒漆塗真向き月紋陣笠
三つ葉葵紋波濤蒔絵陣笠
三つ葉葵紋龍蒔絵陣笠
陰丸輪に二引両紋陣笠
九曜紋鉄地紙縒編着陣笠
秋虫散浮彫黒漆陣笠
鉄十四枚張陣笠
丸に扇紋陣笠
丸ニ三ツ蝶紋金蒔絵黒塗突盔形陣笠
黒塗波涛文陣笠
八幡金蒔絵八角突盔形陣笠
丸ニ割菱紋左右梵字黒塗突盔形陣笠
丸ニ揚羽蝶紋黒塗突盔形陣笠
蛇の目紋に波線突盔形陣笠
三つ三枚笹紋陣笠
青貝微塵陣笠
十六間筋乾漆塗陣笠
織田木瓜紋陣笠
梅鉢紋網代陣笠
丸に梅鉢紋陣笠
黒漆塗二つ紋陣笠
煉革黒漆塗揚羽蝶紋陣笠
黒漆塗丸に井桁紋陣笠
黒漆塗陣笠
煉革八つ日足紋陣笠
丸に二引両紋陣笠
黒塗下り藤紋陣笠
三つ巴紋陣笠
百重張錆地叩塗陣笠
煉革蛇の目文様陣笠
鉄錆地八間陣笠
煉革木の字紋陣笠
煉革蛇の目紋陣笠
毛利家紋入陣笠
四つ菱紋黒漆塗陣笠
三つ巴紋陣笠
陣笠 桔梗紋
竜胆車紋頭形陣笠
桔梗紋金蒔絵陣笠
菊の葉に滕紋千鳥形陣笠
波に兎陣笠
雪輪ニ橘紋付陣笠
下り藤に違い柊紋鮑貝張陣笠
鉄錆地十間陣笠
鉄錆地雲龍打出陣笠
幕末において、西洋の歩兵や騎兵が使用する帽子を参考にして誕生した「とんきょ帽」。
陣笠の進化形とも言える「とんきょ帽」の詳細情報をご覧頂けます。
武具としてはもちろん、古美術品としての価値も持つ「兜」。その造形から当時の時代の技術がわかる「兜」の詳細情報をご覧いただけます。
鉄金箔押碁石頭札二枚胴具足(兜)
青糸威畳具足(兜)
大鎧(緋威二枚胴)(兜)
大鎧(逆櫨匂威二枚胴)(兜)
浅葱・卯の花・金茶・裾茜色々縅二枚胴具足(兜)
萌黄・紫・卯の花・裾茜色々縅二枚胴具足(兜)
総白絲威小星兜付二枚胴具足(兜)
勝色縅二枚胴具足(兜)
鉄錆地十八間大円山二方白厳星兜
紺糸威胸取龍打出五枚胴具足(兜)
梅重色縅金小札二枚胴大袖鎧(兜)
唐紅縅金小札二枚胴大袖鎧 (兜)
紺色縅当世具足(兜)
勝色裾茜縅金覆輪筋兜 二枚胴具足(兜)
六十二間筋兜付白絲威二枚胴(兜)
三階菱家紋散浅葱色縅二枚胴当世具足(兜)
鉄錆地三十二間総覆輪兜 金小札緋糸縅二枚胴具足(兜)
烏帽子形兜付横矧二枚胴(兜)
色々威大鎧 付三具(兜)
金唐皮貼浅葱縅腰取二枚胴具足(兜)
紺糸縅二枚胴具足(鬼の前立)(兜)
鉄黒漆塗伊予札紺糸綴五枚胴具足(兜)
卯の花総縅裾茜二枚胴具足(兜)
紺糸毛引縅二枚胴具足(兜)
色々革縅胴丸 鉄錆地六十二間筋兜(兜)
茄子紺色縅総鉄小札造具足(兜)
鉄錆地桶側五枚胴具足(兜)
鉄錆地桃形兜付鉄立矧五枚胴具足(兜)
鉄錆地四枚張兜
鉄黒漆塗桶側二枚胴具足(兜)
鉄黒漆塗桶側胸取二枚胴具足(兜)
萌黄糸縅二枚胴具足(兜)
阿古陀兜付紺絲威二枚胴具足(兜)
萌黄糸本小札二枚胴大黒頭巾形兜童具足(兜)
鉄黒漆塗唐冠形兜
鉄錆地二十四間二方白大円山厳星兜 白糸縅大鎧(兜)
鉄地黒塗星兜
二十四間二方白兜
鉄錆地六十二間筋兜 根尾正信
雛鎧(兜)
鉄錆地和製南蛮胴具足 相州住国春作(兜)
鉄地十二間総覆輪阿古陀兜
鉄地黒漆塗六十四間筋兜付伊予札二枚胴具足(兜)
鉄黒漆塗六十二間総覆輪筋兜
本小札二枚胴具足 宇和島伊達家伝来(兜)
鉄皺革包桶側二枚胴具足(兜)
鉄黒漆塗紅糸綴り碁石頭桶側二枚胴具足(兜)
鉄錆色漆塗烏帽子形兜
桃形煉韋兜
金烏帽子兜
鉄黒漆塗四枚張兜
鉄地黒漆塗桃形兜
越中流具足 熊本藩 細川家(兜)
鉄地赤漆塗六枚張兜
畳具足(兜)
大神刺繍火事兜
武将達が、自分の威厳を敵味方に示すために、豪華な装飾が施される「陣羽織」。陣中の武士が使ったことから、この呼び名が定着しました。そんな「陣羽織」の詳細情報をご覧頂けます。