本太刀(たち)は、山城国(現在の京都府)の刀工一門「来派」(らいは)の祖とされる「来国行」(らいくにゆき)が鎌倉時代中期に制作しました。丁子乱(ちょうじみだれ)の刃文(はもん)で、地鉄(じが…
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鑑定区分
- 国宝
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時代
- 鎌倉時代
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制作国
- 山城伝
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刀工
- 来国行
国(文部科学大臣)が文化財「国宝」に指定した極めて貴重な刀剣について、ご紹介します。
皇室にゆかりの深い品々で、皇室の私有品になっている刀剣。宮内庁の管轄であるため、文化庁の指定区分である国宝などの対象にならない。
本太刀を制作した「貞次」(さだつぐ)は、備中国(現在の岡山県西部)の「古青江」を代表する刀工です。古青江とは、平安時代末期から南北朝時代にかけて栄えた「青江派」のうち、鎌倉時代中期までに所属…
「七星剣」(しちせいけん)とは、もともと古い中国の道教思想に基づき、国家鎮護や破邪滅敵を目的にして作られた刀剣の総称です。刀剣には北斗七星(七星文)が刻み込まれており、その北斗七星が宇宙の中…
本太刀は、平安時代末期から鎌倉時代初期にかけて活躍した「古備前派」の刀工「助包」が制作した太刀です。古備前派とは、平安時代末期から鎌倉時代初期に備前国(現在の岡山県東部)で活躍した刀工を指し…
国宝「短刀 銘 筑州住行弘 観応元年八月日」は、土浦藩(現在の茨城県土浦地方)藩主の土屋家に伝来した1振です。土屋家2代目藩主「土屋政直」(つちやまさなお)の正室「幾宇子」の父親「松平若狭守…
「千代金丸」(ちよがねまる)は、「治金丸」(じがねまる)、「北谷菜切」(ちゃたんなきり)とともに琉球王国の「尚家」(しょうけ)に伝来した、3振の日本刀のひとつとされます。1416年(応永23…
本直刀(ちょくとう)は、茨城県鹿嶋市の「鹿島神宮」(かしまじんぐう)に神宝として伝わる刀剣で、「韴霊剣」(ふつのみたまのつるぎ)とも呼ばれています。韴霊剣は、日本神話に登場する霊剣であり、「…
国宝「大太刀 無銘 伝豊後友行」は、南北朝時代の伊予国(現在の愛媛県)武士「大森彦七」(おおもりひこしち)の愛刀だったと伝えられている1振です。大森彦七は、1336年(建武3年)の「湊川合戦…