本太刀は、刃長が54.4cm、元幅2.3cm、反り1.7cmの大きさの小太刀で、国宝指定太刀としては最小のサイズです。制作者は、鎌倉時代中期から末期の「来派」を代表する刀工「来国俊」(らいく…
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鑑定区分
- 国宝
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時代
- 鎌倉時代
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制作国
- 山城伝
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刀工
- 来国俊
国(文部科学大臣)が文化財「国宝」に指定した極めて貴重な刀剣について、ご紹介します。
皇室にゆかりの深い品々で、皇室の私有品になっている刀剣。宮内庁の管轄であるため、文化庁の指定区分である国宝などの対象にならない。
本大刀(たち)は、2頭の竜を図案化した「双竜銜玉環頭」(そうりゅうかんぎょくかんとう)と倒卵形(とうらんけい:卵を逆さにした形)の鍔(つば)という特徴を持つ刀剣です。この刀剣のサイズは、刃長…