来国俊(らいくにとし)は、2字の国俊とは異なり、「来」を冠して3字で「来国俊」と呼ばれます。通称「孫太郎」。二字国俊との関係性については、様々な説が存在します。
「孫」の字を冠することから「来太郎」と名乗った国行の孫、二字国俊の子なのではないかという「父子説」や、国行の子で二字国俊の兄弟という「兄弟説」、さらには、二字国俊自身なのではないかという「同人説」など、様々な憶測があり、現在も議論が続いています。
1301年(正安3年)62歳に「来源国俊」、1320年(元応2年)81歳には、「源来国俊」と銘を切りました。