茎尻(なかごじり)が剣のように尖った形状。
鵐目の穴の縁を飾るために装着された金具のこと。
「鎬筋」(しのぎすじ)とも呼ばれる、刃と棟/峰(むね)の間を縦に走る、一段高くなった箇所のこと。
刀身のなかで最も厚みがある部位で、刀身の表裏に鎬が通っている刀剣のことを鎬造り(しのぎづくり)と呼ぶ。鎬造りは、一般的な日本刀の形状であるため、本造(ほんづくり)とも呼ばれる。
横手筋(よこてすじ)から鋒/切先(きっさき)に向かって伸びる鎬筋のことを小鎬筋(こしのぎすじ)と呼ぶ。小鎬筋は、大鋒/大切先(おおきっさき)の場合は長くなり、小鋒/小切先(こきっさき)の場合は短くなるのが特徴。
関連の用語として、「鎬下がり」(鎬の位置が通常より下がっていること)、「小鎬先」(こしのぎさき:小鎬筋が棟角と接する点)、「三つ頭」(みつがしら:刀剣の鎬筋、小鎬筋、横手筋の3つが重なる点)などがある。