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  • 南北朝時代

かたな きんぷんめい びぜんこくかねなが

刀 金粉銘 備前国兼長 /ホームメイト

刀 金粉銘 備前国兼長

本刀は、備前国(現在の岡山県東部)で活動した刀工一派「長船派」の名工「長義」(ちょうぎ/ながよし)の門人「兼長」が作刀した打刀です。兼長は、師・長義と同様に強く華やかな相伝備前の作風で、名刀を世に送り出した名工として知られています。

本刀は、身幅広く鋒/切先(きっさき)延びた南北朝時代の姿態を呈し、板目肌流れごころに地沸ついた地鉄(じがね)に、小湾れ(のたれ)に互の目(ぐのめ)や丁子(ちょうじ)が交じり、よく入り、金筋砂流し盛んに入る刃文は、まさしく相伝備前の出来口であり、師である長義の作よりも技巧的な1振です。

なお、には1686年(貞享3年)7月に「本阿弥光常」により極められた兼長のと、折紙が附帯していたことが金粉銘で入れられています。

刀剣詳細情報

鑑定区分 鑑定区分
特別重要刀剣
時代 時代
南北朝時代
刀剣種別 刀剣種別
打刀
銘
磨上金粉銘
備前国兼長
貞享参寅年七日
代金子
弐拾枚折紙
刀工 刀工
兼長
五箇伝(制作国) 五箇伝
(制作国)
その他(備前国)
代表的な所蔵・伝来 代表的な
所蔵・伝来
刀剣ワールド財団
〔 東建コーポレーション 〕
展示場所 展示場所
長さ 長さ
(cm)
70.3
反り 反り
(cm)
1.7

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