部位

磨上げ/摺上げ茎 すりあげ/すりあげなかご/ホームメイト

磨上げ/摺上げ茎

茎尻(なかごじり)を切り取り、刀身を短くすること。磨上げと同時に区送り(まちおくり)が施される。

(なかご)の(めい)を残す場合は、銘の全部または一部を残すか、折返銘(おりかえしめい)、額銘(がくめい)/短冊銘(たんざくめい)、貼付銘(はりつけめい)などにされた。磨上げた刀工、年月、依頼主、場所などを新たに切り付けることもあり、これを磨上げ銘と呼ぶ。

大磨上げ」(おおすりあげ)は、銘が残らないほど磨上げること。磨上げが行われた理由は主に3つ。①持ち主の身長や腕の長さに合わせるため。②室町時代後期中頃から、騎馬戦から徒歩戦へ戦術が変化し、太刀よりも短い打刀の使用が主流となったため。③江戸時代には身分によっての長さが規定されたため。
 

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