本短刀は、平造り(ひらづくり)で庵棟(いおりむね:屋根のような形の棟/峰)、身幅の広い内反りの刀剣です。目釘孔(めくぎあな)下中央には二字銘も記されています。サイズは、身長が23.3cm、元…
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鑑定区分
- 国宝
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時代
- 鎌倉時代
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制作国
- 山城伝
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刀工
- 吉光
本太刀は、鎌倉時代初中期に興った備前国(現在の岡山県東部)の「福岡一文字派」に属する刀工「吉平」が制作した太刀です。紀州徳川家に伝来し、銘の上に菊紋の細い毛彫りがあるのが特徴。華やかな匂で、…
本太刀を制作した「安家」(やすいえ)は、平安時代後期に伯耆国(現在の鳥取県)で活躍した刀工です。「童子切安綱」を作刀した「安綱」の子と伝わりこの安綱の一派は「古伯耆」と呼ばれ、鎌倉時代初期ま…
本刀に銘はありませんが、作者は「吉岡一文字派」を代表する刀工「助光」(すけみつ)とされています。「吉岡一文字」は、吉井川左岸の赤磐郡吉岡(現在の岡山県久米郡)で活動した刀工一派で、開祖は「助…