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おだうらく しょじょう 織田有楽 書状 /ホームメイト

本書状は、織田有楽(おだうらく)が浅野長重(あさのながしげ)に宛てた物。織田有楽は織田信長(おだのぶなが)の弟で、「本能寺の変」の後は織田信雄(おだのぶかつ)や豊臣秀吉(とよとみひでよし)に仕えました。豊臣秀吉の死後、「関ヶ原の戦い」では、徳川家康(とくがわいえやす)にしたがって東軍の一員として武功を立てます。
また、若いころから茶道を志し、千利休(せんのりきゅう)に師事しており、有楽流と呼ばれる茶道一派の開祖となりました。
本書状の宛先人・浅野長重は、豊臣秀吉の五奉行のひとり、浅野長政(あさのながまさ)の三男。江戸幕府二代将軍・徳川秀忠(とくがわひでただ)の小姓として仕え、采女正(うねめのしょう:長官職のひとつ)に叙任されました。「忠臣蔵」で有名な、赤穂藩(あこうはん:現在の兵庫県赤穂市)3代藩主・浅野内匠頭(あさのたくみのかみ)の曽祖父でもあります。
本書状の内容は、「お約束した通り、明朝は必ずお越し下さい。お待ちしております。御礼をするためです。徳斎を召し連れて来て下さい。いずれも直接お目にかかり、お話したく思います」というものです。
