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江戸時代
とくがわひでただ わかたんざくふく 徳川秀忠 和歌短冊幅 /ホームメイト

徳川秀忠 和歌短冊幅(とくがわひでただ わかたんざくふく)は、徳川幕府2代将軍「徳川秀忠」が和歌を直筆でしたためた短冊です。この和歌短冊を配して、1幅の掛け軸に仕立てています。
「徳川秀忠」は、「徳川家康」の3男ですが、長兄の「徳川信康」(とくがわのぶやす)は切腹、次兄の「結城秀康」(ゆうきひでやす)は「豊臣秀吉」の養子となったのちに結城氏を継いだため、徳川秀忠が後継者として将軍職に就任しました。
将軍としては、徳川幕府が諸大名を統制するための法令「武家諸法度」を制定するなど、幕政の整備と将軍権力の強化に努めています。晩年、将軍職を嫡男である「徳川家光」に譲ったのちも、「大御所」として政務を執り、「二元政治」を行ないました。
学問を好んだとされる徳川秀忠の筆跡は、和様書道の流派のひとつ「御家流」(おいえりゅう)を示し、豊かにして流麗です。
なお江戸時代には、御家流が朝廷や幕府、諸藩の公文書などの書流として採用されました。
