• 国宝
  • 鎌倉時代

びぜんのくにおさふねのじゅうさひょうえのじょうかげみつ
さくしゃしんしさぶろうかげまさ かりゃくよねんつちのとみしちがつひ

太刀 銘 備前国長船住左兵衛尉景光
作者進士三郎景政
嘉暦二二年己巳七月日 /ホームメイト

太刀 銘 備前国長船住左兵衛尉景光 作者進士三郎景政 嘉暦二二年己巳七月日

太刀(たち)は、鎌倉時代末期に備前国(現在の岡山県東部)で活躍した刀工「長船景光」(おさふねかげみつ)と「長船景政」(おさふねかげまさ) の合作刀です。

播磨国(現在の兵庫県南部)の地頭職を務めていた「大河原時基」(おおかわらときもと)が、1329年(嘉暦4年)に長船景光らを呼びよせて作刀させたと言われる太刀で、刀身(とうしん)には「備前国長船住左兵衛尉景光 作者進士三郎景政 嘉暦二二年己巳七月日」と、非常に長い文が切られています。

長船景光は、刀工一派「長船派」の3代目。長船景政は、その親族または弟子です。長船景光の作は、長船派のなかでも美しく、鮮やかと言われる地鉄(じがね)に、直刃調(すぐはちょう)、小丁子乱れ(こちょうじみだれ)と呼ばれる刃文(はもん)が見られ、非常に雅です。長船景政は、現存在銘作が非常に少ない刀工ですが、作風は長船景光に似ていると言われています。

大河原時基は、できあがった本太刀を兵庫県姫路市の「廣峯神社」(ひろみねじんじゃ)に奉納。現在は、埼玉県さいたま市の「埼玉県立歴史と民俗の博物館」が所蔵しています。

刀剣詳細情報

鑑定区分 鑑定区分
国宝
時代 時代
鎌倉時代
刀剣種別 刀剣種別
太刀
銘
備前国長船住左兵衛尉景光
作者進士三郎景政
嘉暦二二年己巳七月日
刀工 刀工
長船景光・長船景政
五箇伝(制作国) 五箇伝
(制作国)
備前伝(備前国)
代表的な所蔵・伝来 代表的な
所蔵・伝来
大河原時基 →
廣峯神社 →
埼玉県立歴史と
民俗の博物館
展示場所 展示場所
埼玉県立歴史と
民俗の博物館
長さ 長さ
(cm)
82.7
反り 反り
(cm)
2.6

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