• 重要文化財
  • 鎌倉時代 後期

たち めい らいくにみつ

太刀 銘 来国光 /ホームメイト

太刀  銘  来国光

太刀を作刀した「来国光」は、「来国俊」(らいくにとし)の子、またはその門人であったと伝えられています。そのため来国光の作風は来国俊に似ていますが、来国俊に比べてみると全体的に品位においては劣っていますが、迫力に関しては勝っています。これは、時代がそのようにさせているとも言えるでしょう。

来国光の作風は、大部分の姿が豪壮な物で、焼刃の働きも多くなっており、迫力があります。本太刀は、同作のなかでは細身の姿であり、おおよそ定寸(じょうすん)に磨上げ(すりあげ)られています。しかし、地刃共に優れ、なかでも小乱(こみだれ)や小丁子(こちょうじ)が交じり、(あし)・(よう)がよく入る、抜群の刃の働きが示されているのです。

また、先(なかごさき)には、元鑢(もとやすり)と(めい)が残されていますが、この銘は、来国光の太刀には常とされていた小振りの物となっています。

刀剣詳細情報

鑑定区分 鑑定区分
重要文化財
時代 時代
鎌倉時代 後期
刀剣種別 刀剣種別
太刀
銘
来国光
刀工 刀工
来国光
五箇伝(制作国) 五箇伝
(制作国)
山城伝(山城国/京都府)
代表的な所蔵・伝来 代表的な
所蔵・伝来
刀剣ワールド財団
〔 東建コーポレーション 〕
展示場所 展示場所
長さ 長さ
(cm)
69.5
反り 反り
(cm)
2

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