• 重要美術品
  • 鎌倉時代

こだち めい ながみつ

小太刀 銘 長光(有栖川宮家伝来) /ホームメイト

小太刀 銘 長光(有栖川宮家伝来)

太刀は、「有栖川宮熾仁親王」(ありすがわのみやたるひとしんのう)の愛刀と伝わる1振です。

熾仁親王は、1848年(嘉永元年)、すでに崩御していた「仁孝天皇」(にんこうてんのう)の猶子(ゆうし/ゆうじ:親族や他人の子を自分の子とする制度)となっており、同天皇の皇女「和宮」(かずのみや)の元許婚としても知られています。

明治維新期には、新政府軍の総司令官にあたる「戊辰戦争」(ぼしんせんそう)での「東征大総督」(とうせいだいそうとく)、及び「西南戦争」(せいなんせんそう)での「征討総督」(せいとうそうとく)を歴任。

これらの功績により、明治天皇から絶大な信頼を受けた熾仁親王は、1877年(明治10年)、「西郷隆盛」(さいごうたかもり)に次ぐ史上2人目の陸軍大将に任命されました。

本太刀の作者である「長光」は、備前国(びぜんのくに:現在の岡山県南東部)長船派の実質的な祖である「光忠」(みつただ)の嫡男として2代目頭領となり、優れた作品を後世に数多く残している名工です。

本太刀は、おとなしく気品のある互の目(ぐのめ)丁子で、物打あたりで直刃になり、帽子三作帽子と長光の特徴をよく示しています。

刀剣詳細情報

鑑定区分 鑑定区分
重要美術品
時代 時代
鎌倉時代
刀剣種別 刀剣種別
太刀
銘
長光
刀工 刀工
長光
五箇伝(制作国) 五箇伝
(制作国)
備前伝(備前国/岡山県)
代表的な所蔵・伝来 代表的な
所蔵・伝来
有栖川宮家 →
刀剣ワールド財団
〔 東建コーポレーション 〕
展示場所 展示場所
長さ 長さ
(cm)
57.6
反り 反り
(cm)
1.2

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