とんきょ帽は、陣笠の一種で、西洋兵学者の「高島秋帆」(たかしましゅうはん)が考案したとされています。形状は、頭頂部が細長くなった円錐形です。
「山形に木瓜紋とんきょ帽」には正面に「山形に木瓜紋」(やまがたにもっこうもん)があしらわれています。山形紋(やまがたもん)は、山を図形化したもの。木瓜紋(もっこうもん)は、奈良時代に中国から伝わったとされています。
10大家紋(じゅうだいかもん:日本で幅広く使われてきた10種類の家紋のこと)のひとつに数えられる紋で、多くの武家が用いた他、八坂神社(やさかじんじゃ:現在の京都府京都市)の神紋(しんもん)にもなっています。