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やり むめい
本槍の「穂」(ほ:槍の刃にあたる部分)の横断面は、正形の造りになっています。このような姿をした槍は「平槍」(ひらやり)と呼ばれ、現存する槍の中では比較的多く見られる形状です。
本槍の刃文は、「湾れ」(のたれ)というゆったりと波を打つような乱刃(みだれば)を基調とした中に、小さく規則的な丸みを帯びた「小互の目」(しょうぐのめ)を焼き、その「焼きの頭」(やきのかしら:山となっている刃文の頂点で、棟側の部分)は尖っています。
また、黒味を帯びた地鉄(じがね)は、板目肌が流れて柾目(まさめ)であることが特徴です。
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