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鞍(くら)
江戸時代
本鞍は、黒塗りされた「皺革」(しぼかわ)に金粉を擦り込んだ物で「前輪」(まえわ)と「後輪」(しずわ)を包んで装飾。乗り手が座る「居木」(いぎ)は、黒塗りされた皺革で包んでいます。
これらの装飾が施されたのは、江戸時代だと考えられ、重量は3,000g。前輪と後輪には「四方手」(しおで:鞍の前輪と後輪の左右の4ヵ所に付けた金物の輪で「胸繋」[むながい:「鞍橋」(くらぼね)を固定するため、馬の胸から前輪の四方手につなぐ緒]、「尻繋」[しりがい:鞍橋を固定するために、馬の尾の下から後輪の四方手につなぐ緒]を留めるための部品)が各ひとつずつ残存しています。
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刀剣・日本刀に秘められた幾多の魅力を皆様にお届けする、刀剣の専門サイト・バーチャル刀剣博物館「刀剣ワールド」のコンテンツ「馬具(鞍・鐙・轡・四方手・革物)写真:黒漆塗金擦込皺革包軍陣鞍」の詳細ページです。武具としての価値だけでなく、装飾が施され芸術品としての価値も持つ馬具の解説はもちろん、詳細情報についてもご確認いただけます。他にも、貴重な馬具を様々な角度からじっくり観ることができる写真も多数掲載。現代でも目にする馬具に施された様々な装飾の数々に触れることで、その芸術的価値の高さをぜひお楽しみください。刀剣の専門サイト・バーチャル刀剣博物館「刀剣ワールド」の掲載内容は、刀剣・甲冑の基礎知識をはじめ、日本刀の歴史や雑学、日本刀にまつわる歴史人や合戦、名刀を生み出した名工に関する情報などをご紹介。日本刀に関するSNS、各種アプリゲーム、日本の歴史川柳、四字熟語といった楽しむコンテンツも充実。刀剣や鎧兜に関する様々な情報を、あらゆる角度からバーチャルの世界でお楽しみいただけます。