白い平絹地のやや上部中央に、赤い大きな日の丸(直径46㎝)が描かれた指物旗です。かなり古びているものの、日の丸部分には、剥落がないことから、塗り直したものと推定。
また、上部3ヵ所には、金革(表面を金色に仕上げた革)が施されて補強されていることから、とても大切にされてきた1枚であることが分かります。
1853年(嘉永6年)の黒船来航がきっかけで誕生した日の丸の国旗は、1870年(明治3年)明治政府が「郵船及び商船規則」で、商船の掲げるべき国旗として定められました。
それ以来、既成事実として使用され続け、1999年(平成11年)8月に、正式に日本の国旗と定められています。