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だてまさむねしょじょう とうどうたかつぐあて 伊達政宗書状 藤堂高次宛 六月四日 /ホームメイト

「伊達政宗」(だてまさむね)が「藤堂高次」(とうどうたかつぐ)に宛てた書状です。伊達政宗は、「独眼竜政宗」の異名でも知られる戦国武将。仙台藩の初代藩主です。宛先の藤堂高次は江戸時代前期の大名で、伊勢国津藩(現在の三重県)の2代藩主となりました。
「伊達政宗書状 藤堂高次宛 六月四日」は、藤堂高次の使者が酒宴の礼を伝えに訪れた際、酔っていて返答できなかったことを詫びる内容となっています。
また、贈った刀は一、二度試し斬りをしていることも記されました。
大名間での刀剣贈答は折に触れて行われており、本書状はその一例を示すものと言えます。
日付の下に書かれているのは、伊達政宗の花押(かおう)。鳥のセキレイの形をしています。花押は署名の一種で、書判(かきはん)とも言い、自分の名前を組み合わせたものや記号のようなものなど多種多様。同じ人物が複数の花押を使い分けることもありました。
