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江戸時代
みとみつくに ほそじふく 水戸光圀 細字幅 /ホームメイト

水戸光圀 細字幅(みとみつくに ほそじふく)は、常陸水戸藩(現在の茨城県)2代藩主「徳川光圀」(とくがわみつくに)が記したとされる書が、1福の掛け軸に仕立てられています。
「徳川光圀」は、水戸徳川家の重鎮で、「水戸黄門」として良く知られています。藩主時代には、寺社改革や殉死の禁止などを行なった他、江戸幕府5代将軍「徳川綱吉」の幕政にも影響力を及ぼしました。
また、文化事業の振興にも力を注ぎ、「大日本史」と呼ばれる歴史書の編纂にも着手。資料収集のために家臣を諸国に派遣し、隠居後は自らも水戸藩領内を視察したことなどから、諸国漫遊という印象が後世の人々に与えられたと考えられます。
本掛け軸の書にある「西山隠士光圀」(せいざんいんしみつくに)とは、隠居後の名称。達筆でありながら、やや癖のある筆致が印象的です。
