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室町時代 後期
もうりもとなり じきひつさんぷく(しそく さんにんあて) 毛利元就 直筆三幅(子息 三人宛) /ホームメイト

「毛利元就」は、安芸国(あきのくに:現在の広島県西部)の国人領主。一代にして中国地方のほぼ全域に勢力を拡大し、大国を築き上げた名将です。毛利元就は、筆まめな性格であり、方々へ宛てた直筆の消息が多く残されています。
本消息は、厳島の戦いの折に毛利元就が、3人の息子「小早川隆景」、「吉川元春」、「十郎元秋」へ宛てて書いた消息。1通目は、小早川家へ養子に出した三男「隆景」宛てであり、厳島の戦いのときに大内氏から毛利氏へ寝返った家臣「町野市郎左衛門」が、大内氏の攻撃を受けているため、町野氏を助けるように、という旨の消息です。
