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だいにほんし ぜんひゃくさつ 大日本史 全百冊 /ホームメイト
「大日本史」(だいにほんし)は、水戸藩が編纂した歴史書です。水戸藩主「徳川光圀」(とくがわみつくに)の命によって1657年(明暦3年)に編纂事業が開始され、1906年(明治39年)に完成しました。
本書は、中国最初の歴史書「史記」(しき)にならった紀伝体(きでんたい:個人の伝記を書き連ねていく記述方法)で記され、初代の天皇である「神武天皇」(じんむてんのう)から、第100代「後小松天皇」(ごこまつてんのう)までの歴史を対象としています。
本紀(ほんぎ:歴代天皇の伝記)、列伝(れつでん:主要人物の伝記)など397巻に目録5巻を加え、全部で402巻にまとめられました。
本書の特色は「神功皇后」(じんぐうこうごう:第14代天皇[仲哀天皇:ちゅうあいてんのう] の皇后。皇位には付かなかったものの、長く政治を執ったとされることから天皇に準じた扱いをしている)を本紀ではなく皇后列伝に入れたこと、「大友皇子」(おおとものみこ)の即位を認めたこと、南朝の天皇を正統としていることが挙げられます。




