未査定
室町時代
あしかがよしあきごないしょ やまとさんみにゅうどうあて(ねんみしょう)ごがつじゅうさんにち 足利義昭御内書 大和三位入道宛(年未詳)五月十三日 /ホームメイト

室町幕府15代将軍「足利義昭」(あしかがよしあき)が出した書状です。宛先の「大和三位入道」は、室町幕府に仕えた「大和宗恕」(やまとそうじょ)のことであると考えられます。
本書状には、関東に出陣する日取りなどについて先例通り職務に従事しているなか、すぐに上洛したことは喜ばしいということなどが記されました。出陣日時の決定や戦勝祝賀の儀式などを取り仕切る人物は、軍配者(ぐんばいしゃ)と呼ばれます。大和宗恕は、室町幕府13代将軍「足利義輝」(あしかがよしてる)の時代から軍配者として勤めていました。
本書状は「御内書」(ごないしょ)と言われる形式の物。御内書は、室町幕府将軍が出した書状です。はじめは私的な用で使われましたが、のちに公的にも用いられるようになりました。
