こんにちは!刀剣ワールドライターの青虫(あおむし)です。2023年(令和5年)4月23日(日曜日)に、NHK大河ドラマ「どうする家康」の第15話「姉川でどうする!」が放送されましたね。刀剣ワールドライターも毎週、「徳川家康」がどのように歴史の難所を乗り越えるか、楽しみにしながら鑑賞しています。「大河ドラマ『どうする家康』を見た刀剣ライターのつぶやきコンテンツ」では、刀剣ワールドライターが「どうする家康」を見て、思ったこと、どうする家康を楽しめる豆知識などを紹介。初回である今回は、第15話での徳川家康と「織田信長」のやり取りについて深読みしていきます。
徳川家康
2023年(令和5年)4月23日(日曜日)に放映された大河ドラマ「どうする家康」第15話「姉川でどうする!」では、1570年(元亀元年)に起こった「姉川の戦い」において織田信長に味方をするか、「浅井長政」(あざいながまさ)に味方をするかという、徳川家康の葛藤が描かれました。
切り取った遠江国(現在の静岡県中部、北東部)の拠点について、「見附城」(静岡県磐田市)ではなく「引馬城」(現在の浜松城[静岡県浜松市])とするように、という織田信長の無茶ぶりに憤っていることも、織田信長を裏切ろうとする原因のひとつとなっていましたね。
耳をかじったり、横っ面をはたいたり、裏切る者は殺す!と言ったり、織田信長の暴君ぶりに目が奪われ、現在放映済の「どうする家康」の全編を通して、徳川家康には織田信長の親切心が全く響いていません。
遠江国の拠点に関しても、同様に親切心に気づかない徳川家康という構図ではないかと筆者はにらんでいます。と言うのも、見附城は武田領に近く、対策を練りやすい立地にある一方で、西側に大きな河川「天竜川」があることで、武田軍に対して背水の陣を敷かなければなりません。つまり、織田軍が徳川軍の救援に行こうとしても、天竜川に阻まれ、たどり着けない可能性もあるということなのです。
対して、岡崎により近い引馬城を拠点とすれば、織田軍は短期間で徳川軍の救援に向かうことができます。しかし、今回も織田信長の親切心は伝わらず。この親切心が徳川家康に届くことはあるのでしょうか。これからの清洲同盟組(徳川家康と織田信長が清州で同盟を結んだことから)に期待です。
さて、筆者は、姉川の戦いにおける「本多忠勝最強伝説」を、実は、本当に楽しみにしていました。しかし、描かれた姉川の戦いは徳川家康が織田信長を裏切るか否かということに焦点があてられ、合戦のシーンは全カット。
徳川家康が奮戦したと言われる「金ヶ崎の退き口」が「なんやかんや」で全カットされていたことから、そのような予感はあったのですが、姉川の戦いで獅子奮迅の活躍を見せた「本多忠勝」(ほんだただかつ)の戦闘が見られないのはかなり残念でした。
姉川の戦いは本多忠勝の単騎駆けや、北国の豪傑「真柄直隆」(まがらなおたか/真柄十郎左衛門[まがらじゅうろうさえもん]とも)との一騎討ちなど、見どころがあります。姉川の戦いに関する逸話、伝承は、また違う記事で詳細まで紹介することにします。
第15回「姉川でどうする!」の最後に、引馬城へ入城した徳川家康の前に、のちの「徳川四天王」のひとりとなる「井伊直政」(いいなおまさ/井伊虎松とも)が登場しました!史実とは異なり、徳川家康を狙う刺客として登場した井伊直政が、これからどのように活躍し、「井伊の赤鬼」とまで恐れられるような武将になるのでしょうか。
また、第16話「信玄を怒らせるな!」では、とうとう戦国時代最大の領土を誇る「武田信玄」(たけだしんげん)との激突がはじまります。迫りくる徳川家康の危機に、来週も目が離せません。