指物

未査定

だきみょうがもん しはんばた 抱茗荷紋 四半旗/ホームメイト

抱茗荷紋 四半旗

は、具足の背中に立てた指物用の四半旗(しはんばた:縦に長い長方形の旗)です。

材質は、練緯(ねりぬき:縦糸に生糸、横糸に練り糸を用いた絹織物)の平絹。上縁と左縁は、袋縫い(旗を固定するために縁を筒状に縫製すること)を施し、右縁と下縁は三つ折り縫いです。

袋縫いの口、及び左下の隅には、補強のために白い「韋」(なめしがわ:加工しやすいように処理を施した動物の皮)が縫い付けてある他、一面に細かい格子状の刺繍が施されており、これも補強の意味があると推測されます。

下部の隅には、「丸に陰抱き茗荷紋」(まるにかげだきみょうがもん)。「茗荷」(みょうが)は、ショウガ科の植物のこと。

名称の由来は、仏教用語の「冥加」(みょうが:神仏の加護、現世や未来を祝福するなどの意味)から来ていると言われており、縁起の良い家紋として古くから使用されてきました。

70種以上ある茗荷紋の中でも主要なのは「丸に抱き茗荷」です。浮世絵師「喜多川歌麿」や作家「三島由紀夫」など、著名な人物が用いた家紋として知られています。

抱茗荷紋 四半旗の写真

※画像はクリックすると、
拡大してご覧いただけます。

美術品の詳細情報

カテゴリ名 指物 寸法(縦×横) 89.5cm×41.7cm
代表的な
所蔵伝来
刀剣ワールド財団
〔 東建コーポレーション 〕

刀剣に秘められた幾多の魅力を皆様にお届けするサイト、刀剣の専門サイト・バーチャル刀剣博物館「刀剣ワールド」のコンテンツ「抱茗荷紋 四半旗」の詳細ページです。
戦場で自軍の勢力を示し、敵味方の区別を付けるために使用されていた旗指物。種別・大きさ等の詳細情報や様々な角度から見ることができる写真などを掲載しています。
刀剣の専門サイト・バーチャル刀剣博物館「刀剣ワールド」の掲載内容は、刀剣・甲冑の基礎知識をはじめ、日本刀の歴史や雑学、日本刀にまつわる歴史人や合戦、名刀を生み出した名工に関する情報などをご紹介。日本刀に関するSNS、各種アプリゲーム、日本の歴史川柳、四字熟語といった楽しむコンテンツも充実。刀剣や鎧兜に関する様々な情報を、あらゆる角度からバーチャルの世界でお楽しみいただけます。

もっと見る▼
注目ワード
注目ワード