指物
未査定
つなぎごせいもんのはた 繋五星紋の旗/ホームメイト

本旗は、白地に赤色で「繋五星紋」(つなぎごせいもん)が描かれた指物旗です。
一幅(約37.5㎝)という、小さいサイズ。上部と片側に竿を差し込む袋乳(ふくろち)が設けられ、一面に格子縫い、四隅に黒韋(くろかわ)が当てられ補強されています。甲冑(鎧兜)の背に差して使用されました。
繋五星紋は、夜空に輝く5つの星が輪で繫がっているような形。星紋は、「オリオン座」や「北斗七星」など実際にある星にちなんでいることが多いのですが、この形に該当する実際の星はありません。
したがって、星ではないという説もあります。5人の敵将の首を取った武士が、それを荒縄で繫いで持ち帰り、褒美として賜った家紋だとも言われているのです。