指物
未査定
まるにさんかりがねもん ぬいふくめばた 丸ニ三雁金紋 縫含旗/ホームメイト

本旗は、白地の中央に朱色の引両(ひきりょう:龍を表す一本線)と「丸ニ三雁金紋」を施した、二幅(ふたの:並幅[約36㎝]の2倍の大きさ)の縫含旗です。
縫含旗とは、竿に直接縫い付けて、しっかりと固定した旗のこと。四隅に韋(かわ)を当てて補強されていましたが、現在は欠失しています。
大きな目がかわいらしい鳥の正体は、雁(かり/がん:カモ科の渡り鳥)。こちらは「頭合わせ雁金紋」と呼ばれている文様で、文字通り、3匹の雁が頭を合わせているのが特徴です。
雁は、群れをなして飛ぶことから絆が強い鳥、良い知らせを運ぶ鳥と言われ、縁起が良いと好まれました。
雁紋には種類が多く、「柴田勝家」は「二つ雁金紋」を使用したとして有名ですが、「丸ニ三雁金紋」を使用していた武将は不明です。