赤い平絹地に、白い丸印が縦に3つ並んだ長旗。白丸の直径は約15.6㎝で、3つ並ぶとまるでおいしそうなお団子のよう。
袋乳(ふくろち)の上端は、燻韋(ふすべがわ:牛、馬、鹿などの皮をやわらかくなめした物)が当てられて補強され、また下端には、同じ燻韋の紐が付けられているのが特徴です。
団子紋は、土佐の「野々村因幡」(ののむらいなば)が用いた、「因幡団子紋」が有名。本旗とは違い、3つの団子が串に刺さったデザインですが、野々村因幡が「織田信長」に敵の首を3つ串刺しにして献上し喜ばれたことから使用されるようになったと伝えられる、実は恐ろしい文様なのです。