-
安土桃山時代
いしだみつなり はんもつ ふじばやしさんえもんあて 石田三成 判物 藤林三右衛門宛 /ホームメイト

本書状は、「石田三成」が家臣の「藤林三右衛門」(ふじばやしさんえもん)に付与した宛行状(あてがいじょう)です。「宛行状」とは、主君が家臣に与える土地などの権利を保障する文書のこと。
「豊臣秀吉」が、佐竹氏の所領である常陸国(現在の茨城県)の「太閤検地」(たいこうけんち:豊臣秀吉が全国で行なった田畑の測量と収穫量調査)を、石田三成に命じたとき、石田三成は家臣の藤林三右衛門を検地奉行に任命し、検地を行ないました。
本書状では、藤林三右衛門に4つの村を与える旨が記されています。
石田三成の宛行状は、現在5点しか確認されておらず、本書状は貴重な歴史的資料です。
