刀掛け

未査定

うめまきえさんぼんがたなかけ 梅蒔絵三本刀掛/ホームメイト

梅蒔絵三本刀掛

本刀掛けは、梅と鶴を組み合わせた吉祥紋が蒔絵(まきえ:漆で絵を描き、漆が乾かないうちに金粉を蒔いて模様を浮き上がらせる技法)で施された物。

梅が咲き誇り鶴が舞い踊る様子は、生命力に溢れた華やかな描写です。刀剣を3振飾ることができる仕様になっています。

梅は厳冬を耐え忍び、いち早く香り高い花を咲かせることから、「百花の魁」(ひゃっかのさきかげ)と呼ばれて古くから尊ばれ、逆境に耐え忍ぶ希望の象徴とされています。転じて、「気高さ」や「長寿」を意味しました。

また、中国・晋時代の武帝(司馬炎:236~290年)が学問に励むと梅が咲いたという故事から、梅には好文木(こうぶんぼく)という古名があります。さらに、学問の神様である菅原道真(すがわらのみちざね)が「東風[こち]吹かば匂いおこせば梅の花あるじなしとて春なわすれそ」という歌を詠んだことから、梅は天神信仰と結び付き、知性や精神性を表わすようになりました。

「鶴は千年」という言葉の通り、鶴紋は長寿の象徴です。また、鶴の鳴き声は高く、天界に届くほどと考えられ、天と地を繋ぐ鳥と見なされました。さらに、鶴は1度結ばれると夫婦として一生を添い遂げる鳥であるため、結婚式など慶事の調度品や着物には鶴紋が多く使用されています。

梅蒔絵三本刀掛の写真

※画像はクリックすると、
拡大してご覧いただけます。

美術品の詳細情報

鑑定区分 - 推定制作時代 未査定
代表的な
所蔵・伝来
刀剣ワールド財団
〔 東建コーポレーション 〕

刀剣の専門サイト・バーチャル刀剣博物館「刀剣ワールド」は、美術的に価値の高い刀剣や甲冑に関するコンテンツを公開しています。
「美術品・合戦武具写真」では、調度品や家具、衣類・小物といった美術品と、軍扇や軍配などの合戦武具の写真・画像を一覧で掲載。こちらではそのなかから、「梅蒔絵三本刀掛」の写真・画像がご覧いただけます。
刀剣の専門サイト・バーチャル刀剣博物館「刀剣ワールド」の掲載内容は、刀剣・甲冑の基礎知識をはじめ、日本刀の歴史や雑学、日本刀にまつわる歴史人や合戦、名刀を生み出した名工に関する情報などをご紹介。日本刀に関するSNS、各種アプリゲーム、日本の歴史川柳、四字熟語といった楽しむコンテンツも充実。刀剣や鎧兜に関する様々な情報を、あらゆる角度からバーチャルの世界でお楽しみいただけます。

もっと見る▼
注目ワード
注目ワード