本甲冑(鎧兜)は、園部藩(現在の京都府南丹市)8代藩主「小出英発」(こいでふさおき)が所用したとされる大鎧。
園部藩は、藩祖「小出吉親」(こいでよしちか)が1619年(元和5年)に立藩し、その後も小出家が明治維新まで家名を守り継いだ家柄です。
本甲冑(鎧兜)は、揺札(ゆるぎざね)という漆や膠等で固めない小札(こざね)を用いて構成された江戸時代末期特有の大鎧で、本来は兜も有していたと伝わります。
薄緑色をした縅糸が、とても鮮やかで美しい甲冑(兜鎧)です。
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