評価査定・売却等の相談に応じます

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アーカイブ ※この記事は2021年3月15日に発行されたものです。

刀剣は古来、神聖なものとされ、社宝や家宝として大切に伝えられてきました。これからも所持できる環境が整い、受け継ぐ親族がいるなら、売却せずに身辺に置きたいと思うのは自然な心理です。訳あって売却のために刀剣店を訪れた方の多くは、お帰りの際、「どなたか大事にしてくださる方に持っていただければ、祖先も許してくれるでしょう」と祈るようにおっしゃいます。

私たち組合員は、そのような思いを重く受け止め、一振でも多くの刀剣を後世に長く伝え残すことを使命と考えます。

また、お客さまの信頼に応えていかなければ成り立たない職業でもあります。

当組合では一昨年、まさに個々の組合員の社会的信頼と地位の向上を図り、もって刀剣の普及と発展に資することを目指して「刀剣評価鑑定士」資格認定事業を開始しました。

併せて総理大臣認可の組合としては、関係諸官庁・機関との連携を密にし、刀剣行政の円滑化にも寄与してまいります。

現在、刀剣は国レベルでは警察庁や文化庁が所管し、自治体レベルでは都道府県教育委員会がその登録事務を担当しています。それらの業務の過程で、刀剣に関するさまざまな相談や依頼もありながら、公的組織であるが故に民間のニーズに応えることができない課題も生じているとのことです。

可能な限り、こうした要請に応えることも当組合の重要な役割の一部と考えます。

一例を挙げると、近年、教育委員会等からのご紹介で、当組合に連絡を下さる方が増えています。主に刀剣・刀装具の評価査定や売却の相談ですが、修復や保存、相続に関する問い合わせもあります。

当組合へご紹介いただきますと、全ての質問に対して明確にお答えできるとともに、全国各地からの要望に対応が可能です。

今後、各自治体や公益機関のご協力を得ながら、この事業の一層の拡充を図ってまいります。

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