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鉄砲・西洋銃
著者:所荘吉の「図解 古銃事典 普及版」をご紹介します。
本書は、1966年(昭和41年)に別タイトルで発行された内容を改訂し、1971年(昭和46年)に発売されました。
著者である「所荘吉」(ところそうきち)氏は、鉄砲史研究家として「日本銃砲史学会」に所属し、理事長なども務めた鉄砲史学会のカリスマ的存在。
そんな本書では、日本の火縄銃から幕末に作られた西洋式銃、ヨーロッパの銃など、写真や図版を数多く盛り込み、巻末に索引を付け事典として様式を整えています。
まずは、鑑定に必要となる基礎知識にはじまり、銃身や機関部、製造された場所や年代などについて解説されており、古銃の見方が把握できるようになっています。
本書中で一番ページ数の多い「古銃の種類と見どころ」の項目では、古銃の装填方法の違いについてご紹介。最前装滑腔銃(さいぜんそうかっこうじゅう)では、中国の「手把銅銃」(しゅはどうじゅう)や、日本の和銃について掲載。前装施錠銃(ぜんそうせじょうじゅう)では、フランスの「ミニエー銃」や、イギリスの「エンフィールド銃」など多種多様な古銃を幅広く載せています。
巻末には、保存方法や手入れの仕方、古銃の登録手続き方法など、古銃を入手したときに必要なことについて満遍なく書かれているため、ご自身で銃を所持した場合も困りません。
古銃の写真や図版はもちろん、その中には取り扱いや分解について実例となる写真も掲載。こうしたことから本書は、古銃の研究や鑑定に欠かせない基本図書と言えるでしょう。
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