鐙(あぶみ)

江戸時代 中期

かしゅうじゅうしげひささく てつさびじぼたんもんぎんぞうがんあぶみ 加州住重久作 鉄錆地牡丹文銀象嵌鐙/ホームメイト

加州住重久作 鉄錆地牡丹文銀象嵌鐙
「重久」は、その装飾の美しさや衝撃に強い頑丈さから「天下の名品」と謳われる「加賀鐙」(かがあぶみ)を代表する鐙工。
本鐙の「踏込」(ふみこみ/ふんごみ:「舌」[した]とも言う)と呼ばれる馬の乗り手が足を置く部位は、塗りが欠けているため鉄地になっているのです。また、鉄錆地である胴の「鳩胸」(はとむね:正面中央の前方に突出した部位)から、その両脇の「笑み」(えみ:同音で「咲み」とも表記する)のあたりには、牡丹花の細やかな装飾が、銀象嵌を用いて配されています。

加州住重久作
鉄錆地牡丹文銀象嵌鐙の写真

※画像はクリックすると、
拡大してご覧いただけます。

美術品の詳細情報

推定制作時代 江戸時代 中期 作 者 加州住重久
代表的な
所蔵・伝来
刀剣ワールド財団
〔 東建コーポレーション 〕

刀剣・日本刀に秘められた幾多の魅力を皆様にお届けする、刀剣の専門サイト・バーチャル刀剣博物館「刀剣ワールド」のコンテンツ「馬具(鞍・鐙・轡・四方手・革物)写真:加州住重久作 鉄錆地牡丹文銀象嵌鐙」の詳細ページです。
武具としての価値だけでなく、装飾が施され芸術品としての価値も持つ馬具の解説はもちろん、詳細情報についてもご確認いただけます。
他にも、貴重な馬具を様々な角度からじっくり観ることができる写真も多数掲載。現代でも目にする馬具に施された様々な装飾の数々に触れることで、その芸術的価値の高さをぜひお楽しみください。
刀剣の専門サイト・バーチャル刀剣博物館「刀剣ワールド」の掲載内容は、刀剣・甲冑の基礎知識をはじめ、日本刀の歴史や雑学、日本刀にまつわる歴史人や合戦、名刀を生み出した名工に関する情報などをご紹介。日本刀に関するSNS、各種アプリゲーム、日本の歴史川柳、四字熟語といった楽しむコンテンツも充実。刀剣や鎧兜に関する様々な情報を、あらゆる角度からバーチャルの世界でお楽しみいただけます。

もっと見る▼
注目ワード
注目ワード