鐙(あぶみ)
安土桃山時代
しげつぐさく ぼたんからくさもんぎんぞうがんあぶみ 重次作 牡丹唐草文銀象嵌鐙/ホームメイト

本鐙の制作者である「辻喜八郎重次」(つじきはちろうしげつぐ)は、師匠の「辻山城守」(つじやましろのかみ)と共に、1624~1645年の寛永年間に京伏見から加賀(現在の石川県)に招かれ、象嵌工として活躍しました。加賀の象嵌は、全国的に名声を博していましたが、特に鐙においては「加賀鐙」と称され、耐久性があり、洗練された名品が多いと言われています。
本鐙自体は、安土桃山時代から江戸時代初期に作られた作品で、加飾を手掛けたのが重次です。 鐙全体に「牡丹唐草文」が銀象嵌(金属や木材などに模様を刻み込んで、そこに銀をはめ込んだ細工)で精緻に描かれています。 「踏込」(ふみこみ:足を乗せる部分)は朱塗り。保存状態は良好です。
本鐙自体は、安土桃山時代から江戸時代初期に作られた作品で、加飾を手掛けたのが重次です。 鐙全体に「牡丹唐草文」が銀象嵌(金属や木材などに模様を刻み込んで、そこに銀をはめ込んだ細工)で精緻に描かれています。 「踏込」(ふみこみ:足を乗せる部分)は朱塗り。保存状態は良好です。