流れ旗
未査定
あかじ ながればた 赤地 流れ旗(2枚)/ホームメイト

本旗の材質は、生糸のような硬い繊維の絹織物ですが、経糸(たていと)は約2cm間隔で4筋ずつ糸を寄せ、緯糸(よこいと)は約3cm間隔で太い糸を織り込んだ特殊な仕様です。
赤色に染められている経糸と緯糸が、格子状の文様のような格子縫を施しているように見えます。
本旗は、無文で生地一幅(ひとの)の旗。上部に木の芯を縫い含んで旗上として、紐を通すために約17.2cmの間隔で穴があけられています。
両側と下縁は3つ折りにされて縫われ、下縁の両側の隅を熏韋(ふすべがわ)で補強。現在は、片方が欠損していますが、そこに白韋が設けられています。本旗の使用方法については、祭祀用であるのか合図用であるのかを含めて不明です。