鏃
未査定
しいなり・ながしいなり・のみなり 椎形・長椎形・鑿形/ホームメイト

本鏃(やじり)は、それぞれ特徴の異なる3点の組み合わせです。
「椎形」(しいなり)とは、椎の実に似た形の鏃のことで、よく飛びそうな流線形です。
椎形を伸ばしたような形の鏃は「長椎形」(ながしいなり)と呼びます。
「鑿形」(のみなり)とは、身幅に厚みがあり、先が尖らずに平らになるという、鑿(のみ)のような形の鏃のことです。「楯割」(たてわり)とも呼ばれ、人を直接攻撃するというより防御具の楯を突き通して、無力化する目的で使われていました。