弓
未査定
くろうるしぬりうんりゅうまきえとうまきゆみ 黒漆塗雲龍蒔絵籐巻弓/ホームメイト

本弓は、「握」(にぎり:弓を握る場所)の上下に施された鮮やかな龍の蒔絵が一際目を引く逸品です。本弓の作者は、日本を代表する御弓師(おんゆみし)「柴田勘十郎」(しばたかんじゅうろう)。約500年に亘って続いていると言われている京弓の名家の当主によって、幕末から明治にかけて制作された1張であると考えられます。
本弓は、京工芸の最高峰とも称される「柴田勘十郎の弓」らしく、華やかな雰囲気を醸し出している作品です。保存状態は健全で、本体に虫喰いなどの傷みや、補修の跡などは観られません。