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アーカイブ ※この記事は2022年1月15日に発行されたものです。

岡山県瀬戸内市が取り組んでいる、「日本刀の聖地・瀬戸内市 オンライン文化振興オーナー育成プロジェクト」について紹介しています。

観光庁が昨年二月に公募を行った「来訪意欲を増進させるためのオンライン技術活用事業」はその後、観光分野やデジタル分野に知見を有する有識者の審査を経て、十二を採択する事業に決定しました。その一つが「日本刀の聖地・瀬戸内市 オンライン文化振興オーナー育成プロジェクト」です。
 
これを受けて、岡山県瀬戸内市では「瀬戸内市文化振興オーナー育成プロジェクト実行委員会」を立ち上げ、瀬戸内市・㈱日本旅行・凸版印刷㈱・㈱テレビせとうちクリエイトが一丸となり、刀剣をテーマとして瀬戸内市の魅力拡大や誘客促進のプロジェクトに取り組むこととしました。
 
実施するオンラインコンテンツは①国宝「山鳥毛」の特別公開ガイドツアー、②日本刀の製作過程と伝統技術の公開、③瀬戸内市内のオンラインツアーの三つです。
 
私は③「日本刀の聖地・瀬戸内市おさふねオンラインツアー」の運営を担当させていただきました。
 
この一環として去る十二月十八日、三代目甲冑師の森崎干城さん、俳優・殺陣師の大岩主弥さん、能楽師の伶以野陽子さんと一緒にトークライブやエンタメ要素の入ったショーなど、刀剣にまつわるイベントを行いました。
 
一日限りのオンラインライブだったので、見逃した方からの再配信の依頼が多く、後日二回のアーカイブ配信を行いました。
 
甲冑や能、殺陣に関しては、初心者の方にもわかりやすく、興味を持ってもらえるように工夫をしたので、たくさんの好意的なコメントが入り、「和文化を伝承する」啓蒙活動としても大成功に終わったと思います。
 
これらの取り組みの狙いは、オンラインコンテンツによって「モノの魅力」と「ヒトの魅力」を伝え、瀬戸内市のモノとヒトに出会ってもらうきっかけ作りをするものであり、今回のプロジェクトでは瀬戸内市観光の熱心なファンを「オーナー」と表現しているのも特徴の一つです。

(㈱安東貿易・安東真理)

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