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アーカイブ ※この記事は2022年1月15日に発行されたものです。

隠岐の島の隠岐神社へ刀剣を奉納する「新御番鍛冶プロジェクト」について紹介しています。これは「後鳥羽上皇遷幸八百年記念事業」の一環として始まったものです。

本年は、後鳥羽上皇が隠岐(おき)の島にお遷りになられて八百年になります。その顕彰事業として今、隠岐神社島根県隠岐郡海士町[あまちょう]海士一七四八 ☎️〇八五一四-二-〇四六四)を中心にさまざまなイベントが行われています。

去る十月十六日には上皇が祀られる隠岐神社で「後鳥羽院遷幸八百年記念事業」が開かれました。

記念事業の一環として、後鳥羽上皇の御番鍛冶を伝承する目的で最高峰の現代刀匠たちによる隠岐神社への刀剣奉納「平成御番鍛冶プロジェクト」が開始となり、今後はクラウドファンディングを活用しながら作品を順次奉納していくこととなりました。

その最初の刀鍛冶として、師匠の月山貞利が神前打ちに臨みました。五十年前の七百五十年祭には貞一師が神前打ちをし、後に太刀を奉納しています。師匠も若い時に随行していました。

さらに昭和十四年の七百年祭には、貞一師が貞光銘の時に太刀を奉納しています。

隠岐神社の境内には、七百五十年祭の神前打ちや奉納についての顕彰碑があり、本間先生の書で説明が書かれています。

予定では、令和五年春の大祭に合わせて太刀を奉納します。

皆さまのご理解とご協力を心よりお願いします。 (月山貞伸)

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