大刀剣市は11月19〜21日に開催

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アーカイブ ※この記事は2021年5月15日に発行されたものです。

皆さま方には平素より当組合の諸活動に深いご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。

恒例の組合事業の一つ「大刀剣市」につきましては、組合関係者はもとより、内外の多くの愛刀家からもその開催に関心が寄せられていますが、去る二月十七日の理事会において慎重審議の結果、本年の開催を決定しました。日程は十一月十九日(金)~二十一日(日)の三日間、会場は従来同様に東京美術倶楽部です。

ご承知のように、昨年は新型コロナウイルス感染症の全国的な流行により、三十二回続いた大刀剣市を安全と安心の観点から中止とさせていただきました。ただし、大刀剣市に初回から後援を頂いている産経新聞社が呼びかける「明美ちゃん基金」には、継続して浄財を寄付いたしました。

今年は既にプロ野球や大相撲が、入場者数の制限や可能な限りの感染対策をした上での開催を実施しております。さまざまな感染対策と併せて、ワクチン接種も次第に普及していくことでしょう。

しかしながら、新型コロナウイルスの終息にはまだ時日を要しそうで、今年の大刀剣市はコロナ禍の中での開催を覚悟しなければなりません。感染防止対策に万全を期し、皆さまが心待ちにしている大刀剣市にしなければなりません。

これまでの例に倣うと、実行委員会を五月の総会後に立ち上げ、六月初旬からの四カ月はカタログ制作に関わる写真撮影や編集の作業が続きます。これらを安全に遂行するのは、容易ではありません。

来場されるお客さまは例年、三日間で三千名を超えていましたが、今やその数は予想し難く、また入場制限などの対策が求められる可能性もあります。

これから実行委員会において具体的な準備を進めていきますが、今年は過去の大刀剣市と同じようにできないことも出てくるでしょう。コロナ禍の下での大刀剣市は、コンパクトな大刀剣市に見直す必要もあるかもしれません。

会場で皆さまと笑顔でお会いできますことを楽しみにしながら、入念な準備に取りかかることといたします。

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