武器と日本刀
武器と日本刀
帯文では「代表的な剣客列伝」と書かれてある通り、これほど剣客の逸話が載っている書籍は大変貴重です。剣客列伝の事典と言ってもデータや情報だけが掲載されているわけではありません。全編にわたって、まるで時代小説を読んでいるように気軽に読める語り口で各剣客が紹介。それぞれの剣客について生い立ち、生存年数、剣術の流派などの基本情報を抑えた上で、武勇伝が臨場感溢れる表現で書かれています。
取り上げられている剣客は多岐にわたり、「塚原卜伝」(つかはらぼくでん)や「宮本武蔵」、「柳生十兵衛」(やぎゅうじゅうべえ)などの剣豪はもちろんのこと、剣豪の弟子や手合わせをした相手に関する逸話まで掲載。本書を通じて存在を知った上で、さらに興味がある人物を調べてみるのも面白いかもしれません。