雑誌等
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月刊「目の眼」は、1977年に創刊された古美術・骨董の情報誌。出版しているのは、誌名と同じ「株式会社目の眼」です。この月刊誌以外にも骨董や古美術関連の書籍を数多く手掛けており、編集長自身も文筆家として活躍する「白洲信哉」(しらすしんや)氏。
情報誌内で扱うテーマは陶芸、アンティーク、神社仏閣、彫刻など、多岐にわたります。古くから伝わる日本文化を現代に残すと同時に、古美術・骨董の魅力を発信。雑誌に掲載されたコラムの一部は、公式ホームページでも公開されており、媒体問わず、読者へ古美術と、その楽しみ方を伝えています。
2016年7月号では「日本刀 新たなる聖地」と題して日本刀が特集されており、内容は2016年、富山市にオープンした「森記念秋水美術館」について。この美術館では、地元の蒐集家で、森記念秋水美術館の館長でもある「森正雄」(もりまさお)氏による日本刀コレクションを公開。館内には300振以上の日本刀が収蔵されており、国内でも屈指です。
本特集では重要文化財・「畠田真守」(はたけださねもり)、「古青江次忠」(こあおえつぐただ)などの名刀について、詳しい解説が掲載されています。また、館長である森正雄氏のインタビューも収録。このインタビューでは、館長の並々ならぬコレクションへの愛を感じるエピソードばかりです。
さらに、森正雄氏と同じ富山出身の蒐集家・「伊勢彦信」(いせひこのぶ)氏の特集も掲載されています。伊勢氏は現代を代表するアートコレクターのひとりで、西洋絵画をはじめ、茶器、中国陶磁器など一級品の作品を数多く集めている方です。日本刀だけでなく、古美術・骨董に興味がある方は、ぜひ一度手に取ってみてはいかがでしょうか。