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くろうるしぬりほんこざねこんいとおどしにまいどうぐそく
当鎧は小浜藩藩主・酒井修理大夫忠義の時代に制作された鎧です。暗い紺色は勝色と呼ばれ、勝利の色として武将に好まれました。
また、兜は筋兜に金覆輪が施され一目で大将鎧と見て取れます。
随所に家紋である「丸に剣片喰」の金具が付いており、剣は「決断力」を、片喰は「欠ける所がない知力」を表しています。
「月の輪」の前立は「自分らしく一途誠実」を意味しており、この鎧を着用した武将の奥床しい心根が偲ばれます。
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