中国で生まれた長い柄の武器で、朝鮮半島を経由して、日本には弥生時代に伝わった物。石、青銅、鉄製のほか木製もあり、青銅の剣に柄を付けて槍として使用していたとされる。
打撃系武器の一種。櫟(くぬぎ)、栗、樫(かし)などの硬い木を整形し、鉄板を巻き、鋲(びょう)と呼ばれる尖った星を付け補強した棒状の物。のちに鉄製も現れた。武器そのものが非常に重たく、体力に自信がある強い武士が使用したとされる。
矢の一種。鏑のような形をした球状の部品を付けた矢。木や竹などで作り、中を空洞にし、穴をあけた物。矢を射ると穴が風を切って鋭く鳴り響くため、敵を萎縮させる意味を持つ。平安時代以降、戦闘開始の合図として用いられた。
胴の背に差したり、従者に持たせたりした小旗など指物のひとつ。何ヵ所か切り込みを入れて、風になびきやすくした長方形の旗のこと。
平安時代後期から使用されている長柄武器。長い柄の先にある曲がった爪が、熊の手を思わせる道具。攻城戦をはじめ、船戦では敵の船を引き寄せたり、敵をひっかけて引き落とす武器として使われる。
室町時代後期から、武将が戦場で軍勢を指揮するのに用いた扇。多くは骨部分が黒塗りで、表に日輪、裏に月輪(がちりん)を描いた物が多い。
室町時代後期から、武将が戦場で軍勢を指揮するのに用いた団扇(うちわ)。形は円形、瓢箪(ひょうたん)形、楕円形など。日輪と三日月、北斗七星、二十八宿(星座)、梵字や霊獣などを配置し、合戦の必勝を願った物が多い。材質は鉄や革、木など。
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