日本刀を所有する

日本刀の販売
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日本刀が購入できるお店として、店舗やWEBのお店、フリマアプリのお店など、たくさんの販売店が存在します。そこで、気を付けたいのが、本物の刀を扱っているお店なのかどうかということ。残念ながら、本物の日本刀ではない偽物を販売されたり、粗悪品を高額で販売されたりと、被害に遭っている人が少なくはないのです。本物の刀を購入するために、どのようなお店を選ぶと良いのか、詳しくご紹介します。

刀剣販売・日本刀販売
お住まいの地域で刀剣販売・日本刀販売を行っている刀剣商(刀剣店)が検索できます。

日本刀の販売について

良い日本刀の販売店とは

「日本刀」を購入したいのなら、どのようなお店を選べば良いのかご存知でしょうか。日本刀とは、「玉鋼」を素材として、日本独自の製法で作刀された価値の高い美術品です。

しかし、日本刀は価値が高い美術品だからこそ、数多くの偽物が存在するとも言えます。日本刀らしい形をしていても、素材が合金やアルミ合金の物、居合刀模造刀と表示されている物は、日本刀ではありません。

そこで、きちんと日本刀を購入するためには、お店選びが重要となるのです。したがって、店舗でもWEBのお店でもフリマアプリのお店でも、次の4点を確認することをおすすめします。

  1. 「古物商許可証」の表示があるか

    古物商許可証

    古物商許可証

    日本刀は「古物」(こぶつ)なので、「古物営業法」により「古物商許可証」を所持する「古物商」でなければ、販売することができません。

    古物商は店舗の目立つところに古物商許可証を掲げる義務があり、ホームページにも「古物許可番号」の表示義務がありますので、必ず確認しましょう。

  2. 「全国刀剣商業協同組合」の表示があるか

    古物商の資格を持ち、日本刀を専門に扱っているお店が、「刀剣商」(刀剣店)です。刀剣商(刀剣店)は、「全国刀剣商業協同組合」(ぜんこくとうけんしょうぎょうきょうどうくみあい)の加盟店。

    さらに、日本刀の専門家資格「刀剣評価鑑定士」(とうけんひょうかかんていし)を持つ店員さんがいる販売店もあります。こちらも、店舗またはホームページで、表示を確認しましょう。

  3. 「銃砲刀剣類登録証」を付与されるか

    銃砲刀剣類登録証

    銃砲刀剣類登録証

    本物の日本刀には、必ず「銃砲刀剣類登録証」が付与されます。

    刀を購入する前に、銃砲刀剣類登録証が付与されるかどうかを必ず確認しましょう。

    付与がない場合は、偽物や盗難品の可能性が高いと言えますので、購入は控えましょう。

  4. 「刀の買取」をしてくれるか

    刀を購入する前に、その刀を販売店が後年買取してくれるのかどうかを確認しましょう。その結果、買取をしてくれないのであれば、購入は控えた方が良いでしょう。

    その刀を購入してしまうと、将来的に他店で売却を希望した場合に、刀の買取価格の相場(購入時のおよそ60~80%)に達しない可能性が高いと言えるのです。粗悪品と出合わないためにも、買取をしてくれる、長くお付き合いができる刀剣商(刀剣店)を選びましょう。

日本刀の相場とは

高価な刀とその理由

日本刀に定価はありませんが、次の3つの要素により、相場が確立されています。高価な刀となる理由を知りましょう。

古い刀剣

日本刀は、作刀年代が古いほど高価です。古い刀は、歴史的にも価値が高く、玉鋼(鉄)の質が良いことが判明しています。いちばん高いのが古刀で、次が新刀、その次が新々刀、そして一番安価なのが現代刀です。

長い刀剣

日本刀は「刃長」(はちょう:刀身の長さ)によって、いくつかの種類に分けられています。

太刀」(たち)は、刃長が2尺5寸~2尺6寸(約75.8~78.8cm)以上。「打刀」(うちがたな)は、刃長が2尺(約60cm)以上。「脇差」(わきざし)は、刃長が1尺~2尺(約30~60cm)。「短刀」(たんとう)は、刃長が1尺(約30cm)以下です。

刀の相場は、この刃長に比例しています。つまり、太刀と打刀の値段は高く、脇差は太刀と打刀の7割程度、短刀は約半分が目安となります。

日本刀の刃長

日本刀の刃長

鑑定書がある刀剣

国指定の「国宝」、「重要文化財」、「重要美術品」の鑑定書がある刀は、とても高価です。

また、公益財団法人 日本美術刀剣保存協会指定の「特別重要刀剣」、「重要刀剣」、「特別保存刀剣」、「保存刀剣」の刀は、4階級に相場が付けられています。

特別重要刀剣は5,000,000~10,000,000円以上。重要刀剣は1,000,000~5,000,000円位。特別保存刀剣は300,000~3,000,000円、保存刀剣は100,000~1,000,000円位です。

このように、「古い刀剣」、「長い刀剣」、「鑑定書がある刀剣」は、高価になると言えますが、これだけで値段が決まるわけではありません。

短刀でも、著名な刀工が作刀した刀は、太刀より高価となる場合がいくらでもあり、現代刀でも、作品の出来栄えや刀工の人気によっては、新々刀などよりも高価となることがあります。日本刀の値段は、複合的な要素で変動すると言えるのです。

刀剣商(刀剣店)を利用する

刀剣商(刀剣店)で購入できる物

刀剣商(刀剣店)では、刀身以外にも、刀装具、お手入れ道具など、日本刀の鑑賞を楽しむためのアイテムを購入することができます。また、新しい刀をオーダーメイドで注文することや、研ぎの仲介をお願いすることも可能です。

拵(こしらえ)

拵とは、刀の外装の総称です。「」(さや:刃部を保護する外装。白鞘と塗鞘がある)、「」(つか:[なかご]部分を握るために施された外装)、「鍔」(つば:刀身と柄の間に入れて、手を防護する物)のこと。拵セットは、数千円から1,000,000円以上の物もあり、様々です。

また、拵に付属する金具を刀装具と呼びます。特に、「目貫」(めぬき:柄の中央部を固定する金具)、「」(こうがい:身だしなみの道具)、「小柄」(こづか:小さなナイフ)の3つは「三所物」(みところもの)と呼ばれ、揃っていると格が上がると言われます。

お手入れ道具

日本刀の素材・玉鋼は、お手入れをしないと錆びてしまいます。

そこで、必要なのがお手入れ道具。①目釘抜き(めくぎぬき)、②丁子油(ちょうじあぶら)、③拭紙(ぬぐいがみ)、④打粉(うちこ)、⑤ネル布です。セット価格で、3,000~8,000円くらい。お手入れは、3ヵ月に1度程度行うのが良いでしょう。

刀を購入する際の注意点

日本刀は、店頭販売やカタログ販売、Webサイトやフリマアプリといったオンライン販売など、様々な方法により購入することができます。

店舗に出向いて購入する場合には、実物をよく観て確認することが可能ですが、カタログ販売やオンライン販売の場合は、購入する前に、画像だけで確認しなければならないのが難しいところ。返品が可能かどうかなど、十分に気を付けて、憧れの日本刀を手に入れましょう。

刀の疵を確認する

古い刀ほどあり、あると価値を下げるのが、刀の疵(きず)です。美観を損ねることはもちろん、そこから折れてしまう恐れがあります。大きな疵やいくつも疵がある場合は、購入を控えた方が良いでしょう。

刀の刃区を確認する
刃区と棟区の位置関係

刃区

刃区」(はまち)とは、茎と刀身の境目のことで、研ぎ減りを 観るうえで重要な部分です。

研ぎすぎて、刃区が薄くなっている物は良い状態と言えませんので、購入はおすすめしません。

贋作の刀

贋作(偽造された偽物の刀剣)を見抜くことは難しいですが、有名刀工の銘が切られた刀が、安価で出回ることはまずありません。事件や犯罪に巻き込まれないためにも、相場よりもかなり安価な刀などの購入は見合わせましょう。

日本刀の販売

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銃砲刀剣類所持等取締法

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「銃砲刀剣類所持等取締法」(銃刀法)は、銃砲や刀剣類などの所持・使用等に関して、人に危害が及ぶ事態を防止する上で必要な規則について定める法律です。1958年(昭和33年)3月10日に公布され、同年の4月1日に施行されました。この銃刀法により、日本では刀剣類を所持することはできません。ただし、「美術品」として認められている日本刀に限り、自分名義の「銃砲刀剣類登録証」(登録証)があれば所持することが可能であり、正当な理由があれば携帯することもできます。日本刀を所持する上で必ず知っておかなければならない「銃砲刀剣類所持等取締法」について詳しく見ていきましょう。

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刀剣の審査

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日本刀の買取

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日本刀の相続・名義変更

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銃砲刀剣類登録証を提出

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古物商とは

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「古物商」は、「古物営業法」に定められた「古物」の買取・販売、交換、レンタルを商売として行なう業者・個人のことです。この古物営業を行なうには、「古物商許可証」が必要となります。「日本刀」を専門に取り扱う「刀剣商」(刀剣店・刀剣ショップ・刀屋)も古物商です。 古物商とは、具体的にはどのような店舗で、どんな種類があるのでしょうか。古物商に欠かせない資格の申請・許可の流れも含めて見ていきましょう。また、日本刀を売却・購入するときに、古物商の中でも特に刀剣商(刀剣店・刀剣ショップ・刀屋)を利用するべき理由についても解説していきます。

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刀剣商(刀屋)とは

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自身の好みに合う日本刀を手に入れるのは、刀剣に興味を持つ人ならば誰しも思うこと。けれど刀剣初心者の場合、「いざ購入しよう」となったとしてもどんな風に選べばいいのか分かりません。あるいは、家に代々伝わる日本刀などの売却を考えている場合なども買取方法が分からなくて困ることがあります。 そんなときどこに相談するのが1番良いかと言えば、日本刀を専門に扱う「刀屋」がおすすめです。刀屋でしたら安心して販売や買取を任せることができます。では、刀屋では具体的にどのように刀剣販売・刀剣買取を行っているのかを解説していきましょう。

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刀剣の正しい運搬方法

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本来、日本では刀剣類を所持することは「銃砲刀剣類所持等取締法」で禁止されています。ただし、自分名義の「銃砲刀剣類登録証」があれば「美術品」として認められ、所持することが可能になり、正当な理由があれば携帯することも可能です。なお、この登録証付きの日本刀は、持ち運ぶ際にも注意事項がありますので、正しく理解し安全に持ち運びましょう。

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