戦後昭和生まれの刀剣・歴史映画監督(時代劇映画監督)

中村義洋

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【殿、利息でござる!】、【忍びの国】と人気作家の映画化にあたり監督を務めた中村義洋(なかむらよしひろ)。それら原作小説は共に作者2作目の映画化で、勢いに乗る作者作品の映像化を託されています。そんな中村義洋の時代劇映画では、金銭問題と武士文化が主題となっています。

武士のタイムスリップ映画

中村義洋は大学で映画研究部に所属し、自主制作映画に取り組みます。

同部にはのちに映画監督となる熊澤尚人(代表作:【ニライカナイからの手紙】など)がおり、後輩にはのちに中村義洋監督作品で多くの脚本を担当することになる鈴木謙一や、のちに舞台・テレビの脚本家として活躍することになる細川徹(大人計画)がいました。

大学在学中に監督・脚本を手がけた短編【五月雨厨房】(8mm)が第16回PFF(ぴあフィルムフェスティバル)のコンペティション部門・PFFアワード1993で準グランプリを受賞します(1993年)。鈴木謙一や細川徹もかかわりました。

大学卒業後は崔洋一、伊丹十三の助監督を経て、鈴木謙一と共同で脚本家として数作の映画にかかわったのち、話題小説の映画化の監督を務めます(山田悠介、藤野千夜、伊坂幸太郎、海堂尊、長嶋有)。

Blu-ray【ちょんまげぷりん】より

Blu-ray【ちょんまげぷりん】より

そして、荒木源の小説【ふしぎの国の安兵衛】の映画化で時代劇要素もある作品を手がけます。武士を主人公とした同小説を【ちょんまげぷりん】(2010年〔ジェイ・ストーム〕配給)と改題し、監督・脚本を務めます。

遊佐ひろ子(ともさかりえ)と遊佐友也(鈴木福)の現代を生きる母子2人が、江戸時代後期からタイムスリップしてきた武士・木島安兵衛(錦戸亮)と共同生活を始める物語です。

仕事に追われる母の代わりを封建社会からやってきた武士が務め、家事と幼稚園年長組の子守りを担います。武士はその家事の才能からやがて天才パティシエとして国民的な人気者となり、奇妙な3人暮らしにほころびが生じ始めます。

磯田道史の中編の評伝【穀田屋十三郎】

中村義洋はその後も話題の漫画、小説、書籍の映画化の監督を務めます(藤子不二雄A、伊坂幸太郎、久保寺健彦、木村秋則、湊かなえ、筒井哲也、小野不由美)。

【穀田屋十三郎】所収する評伝【無私の日本人】より

【穀田屋十三郎】
所収する評伝
【無私の日本人】より

そして、歴史学者・磯田道史による江戸時代中・後期を生きた3人の評伝集【無私の日本人】に所収された中編【穀田屋十三郎(こくだやじゅうざぶろう)】の映画化の監督を務めます。同中編は歴史書【国恩記】が原本です。

磯田道史原作の映画化は森田芳光が監督した【武士の家計簿】(2010年)に続く第2弾でした。映画化の立案は、これまでの監督作で仙台とつながりのあった中村義洋によるものでした。東日本大震災をきっかけとする地元放送局でのテレビドラマの企画立案で原作本と出会い、東日本放送開局40周年記念作品として実現に至りました。

穀田屋十三郎は江戸時代中期を生きた陸奥国(現在の青森県岩手県宮城県福島県秋田県北東部)の造り酒屋の主人です。茶製造家の菅原屋篤平治(すがわらやとくへいじ)ら計9名の同志で、伊達重村(仙台藩第7代藩主)時代の仙台藩への貸し付けを7年間かけて実現させました。

2人は宿場・吉岡宿の伝馬役(てんまやく:参勤交代時に馬を引く、荷を運ぶ働き手を手配する役)による窮状を救いたいと考えていました。

吉岡宿は仙台藩の直轄ではなく、重臣・但木氏の所領内であったため藩からの給付はないにもかかわらず課役はあるという矛盾を抱えていました。凶作も重なった結果、農民は逃亡し、吉岡宿は困窮を極めていました。

そこで、穀田屋十三郎らは銭を集め、莫大な費用のかかる将軍家の養女を正室として迎えたことから財政難だった仙台藩に貸し付け、その利子を宿場にもたらすことを思い付きます。出資者には他言厳禁を穀田屋十三郎は強い、あくまで無私が貫かれます。

映画【殿、利息でござる!】

Blu-ray【殿、利息でござる!】より

Blu-ray【殿、利息でござる!】
より

穀田屋十三郎の中編は【殿、利息でござる!】(2016年〔松竹〕配給)と改題されて映画化されました。脚本は中村義洋と鈴木謙一です。撮影場所にはスタジオセディック庄内オープンセット山形県鶴岡市)、松代城長野市)などが使用されました。

穀田屋十三郎(阿部サダヲ)は吉岡宿の現状を改善したい思いから、菅原屋篤平治(瑛太=現・永山瑛太)の思い付きに心打たれます。仙台藩に大金を貸し付けて利子を取るというその奇想天外なアイデアを実現するために奮闘します。

私財を投げ打つ穀田屋十三郎の行動に、守銭奴と言われる裕福な造り酒屋屋の主人・浅野屋甚内(あさのやじんない:妻夫木聡)、大肝煎(おおきもいり:百姓の身分のなかで最高職の村方役。仙台藩では肝煎は庄屋を差す)の千坂仲内(ちさかちゅうない:千葉雄大)らが協力していくことになります。

映画版では、必要な資金の半分を借り受けることができた豪商・三浦屋惣右衛門の史実は省かれ、穀田屋十三郎(長男でありながら穀田屋に養子に出された)と7代目・浅野屋甚内の関係が強調され、親子・兄弟の物語も色濃く描かれました。また映画版独自の女性の登場人物、煮売り屋の女将・とき(竹内結子)も活躍します。

侍へのあこがれをたしなめる

穀田屋十三郎(阿部サダヲ)らの嘆願は大肝煎の千坂仲内(千葉雄大)を通じて、仙台藩に届きます。

穀田屋十三郎や実弟・浅野屋甚内(妻夫木聡)はその回答を待ち続けるも、仙台藩の答えはすでに却下と出ていました。

千坂仲内は菅原屋篤平治(瑛太=現・永山瑛太)のみにその事実を告げます。その後も仙台藩の顔色を気にして再度嘆願を願いでない千坂仲内の態度に、菅原屋篤平治は声を荒げます。身分へのあこがれをたしなめました。

夜更け。菅原屋篤平治、千坂仲内の自邸を訪れる。千坂仲内を浅野屋に誘導する。
千坂仲内は手に家紋入り提灯を持って歩く。

千坂仲内
「こんな夜更けに何事ですか。もしや例のことを仲間に話したのですか?」

菅原屋篤平治
「話してはいないがいずれ耳に入る」

千坂仲内
「それはそうだが、しかし再度嘆願するにせよある程度間を置かねばお上に無礼と…」

菅原屋篤平治
「あんたはどっちを向いて仕事をしているんだ! 名字だの帯刀だの許されて侍になったような気でいるが所詮私らと同じ百姓だろう。傘がさせるということがそんなに偉いのか。本当に偉いのはあんたじゃない。十三郎さんや人足たちやそれに浅野屋さんだ。ほんの少しでもいいから濁ったものを清らかにしようと思っている人たちだ!」

千坂仲内
「(威圧に押された表情)」

映画【殿、利息でござる!】より

侍も金

穀田屋十三郎(阿部サダヲ)の思いは、事情をよく理解した代官・橋本権右衛門(堀部圭亮)の心を打ちます。そして出入司(しゅつにゅうつかさ:仙台藩の財政担当の最高職)・萱場杢(かやばもく:松田龍平)に再度話が上がることになります。

穀田屋十三郎らの蓄えを値踏みした萱場杢は了承するも、銭と金の相場差を利用した罠を仕かけます。侍も金です。

橋本権右衛門が持参した訴状に改めて目を通す萱場杢。

萱場杢
「やれやれ、奇特なことよのう。(思案して)通そう」

橋本権右衛門
「はっ(膝を打ち)、ありがたき幸せ(と頭を下げる)」

萱場杢
「ただ一点だけ書き直してもらわなければならん」

橋本権右衛門
「何でしょう?」

萱場杢
「お上は銭は扱わぬ。この五千貫というのを金千両に書き改めよ」

萱場杢の部下
「(その裏にある意図に気付く)」

橋本権右衛門
「わかり申した。それだけ、ですな。(安堵して)ありがたい。宿場の者も皆喝采することと存じます」

映画【殿、利息でござる!】より

和田竜の時代小説【忍びの国】

小説【忍びの国】より

小説【忍びの国】より

中村義洋は続けて、時代小説の映画化の監督を託されます。

和田竜の時代小説【忍びの国】です。和田竜の原作映画は、犬童一心と樋口真嗣の共同監督作【のぼうの城】(2012年)に続く第2弾となりました。

同小説では、第1次天正伊賀の乱が題材です。

織田信雄(おだのぶかつ:織田信長の二男)率いる織田軍と伊賀十二人衆を率いる百地三太夫(丹波)との戦いで、伊賀衆が勝利した史実に基づきます。

織田信雄は父の策略から北畠具房(伊勢国司北畠家第9代当主)の養嗣子となり、北畠家に入り込みます(北畠具豊・北畠家第10代当主)。そして、北畠具教(きたばたけとものり:北畠家第8代当主)・北畠具房親子を殺害したあと、北畠具教の家臣だったの達人・日置大膳亮(ひおきだいぜんのじょ)と共に伊賀衆との戦いを独断で強行しました。その際、下山平兵衛(日奈知城城主)が伊賀攻めの手引きをしています。

物語の主人公は、架空の伊賀一の忍び・無門(むもん)です。

伊賀では多くが実の親を持たず、人の心を持たない虎狼の族(ころうのやから)として育てられています。腕一本、金の関係だけがすべてという生き方がなされています。

そんな伊賀衆を率いる筆頭・百地三太夫(丹波)は、全国各地の武将から伊賀衆を金で雇わせることを画策します。伊賀衆の実力を広めるべく、巧みな心理術によって織田信雄に戦を仕かけるように持ち込んだ、と創作がなされました。

映画版【忍びの国】

Blu-ray【忍びの国】より

Blu-ray【忍びの国】より

原作と同名となった中村義洋監督作【忍びの国】(2017年〔東宝〕配給)では、原作者の和田竜が自ら脚本を手がけました。撮影場所には、飯高寺、小田原城、鋸南町元名採石場跡地、国営アルプスあづみの公園などが使用されました。

織田信雄(知念侑李)は、北畠具教(國村隼)を北畠具教のかつての家臣・日置大膳(伊勢谷友介)と長野左京亮(マキタスポーツ)に討たせ北畠家を滅ぼします。

織田信雄が勢い付くなか、伊賀衆を率いる百地三太夫(立川談春)は金儲けを画策します。そのきっかけとして若い伊賀衆・下山平兵衛(鈴木亮平)を道具にします。下山平兵衛の弟の命をわざとぞんざいに扱うことで、下山平兵衛を織田信雄のもとへ走らせ、戦を申し出るよう仕向けました。

偉大な父の名に恥じぬよう早く武功を立てたい織田信雄、金儲けのためなら人の命など何とも思わない非情な百地三太夫。そんな対立のなかで主人公の伊賀一の忍び・無門(大野智)はひとりの女性・お国(石原さとみ)と過ごすことによって、武功でも金儲けでもない人の心を取り戻していきます。

武功か金儲けか愛か

無門(大野智)は安芸国(現在の広島県西部)での忍び働きの際、武家の娘・お国(石原さとみ)に惹かれ、伊賀国まで連れて帰りました。

武家の娘として故郷で何不自由なく過ごしていたお国は、金と武功の両方を重んじます。目標の金を稼げるようになるまで無門を家に入れません。

そんなお国に対して無門は、侍的なその両方の考え方に馴染むことができません。

伊賀の忍びの子供達の激しい訓練を見たお国。無門の生まれ育ちが気になる。

お国
「無門殿もあのような」

無門
「いやいや、わしはほら何たって伊賀一の忍びだから。ガキの頃から伊賀一です。あんな修行、屁でもない」

お国
「無門殿」

無門
「はい」

お国
「侍におなりなさい」

無門
「は?」

お国
織田家では羽柴何がしとか申す足軽出の草履取りも今や一国一城の主だとか。伊賀一の忍びというのが真のことならば決して難しいことではございませぬぞ」

無門
「あ、いや、私はこのままの方がよい。このままたまに忍び働きをしてお国殿とこうして毎日気楽にささやかな幸せを」

お国、呆れた目で無門を見たのち、一人で部屋に入り、扉を閉める。

無門
「なります、なろうかな侍に、お国殿」

映画【忍びの国】より

忠臣蔵のお金の話

さらに中村義洋は時代劇映画に取り組みます。

歴史学者・山本博文の教養書【「忠臣蔵」の決算書】を原作とする【決算!忠臣蔵】(2019年〔松竹〕配給)です。監督・脚本を務めました。

赤穂藩筆頭家老の大石内蔵助(堤真一)が進める主君の敵討ちに対し、勘定方の矢頭長助(岡村隆史)が実際に必要とされた約700両のやりくりに苦心する物語です。

Blu-ray【決算!忠臣蔵】より

Blu-ray【決算!忠臣蔵】より

決算!忠臣蔵は、武士の家計簿を想起させます。

2010年、配給会社が連携して<サムライ・シネマキャンペーン>と題した取り組みがなされます。

池宮彰一郎原作【十三人の刺客】(〔東宝〕配給)、吉村昭原作【桜田門外ノ変】(〔東映〕配給)、池宮彰一郎原作【最後の忠臣蔵】(〔ワーナー・ブラザース〕配給)、宇江佐真理原作【雷桜】(〔東宝〕配給)、磯田道史原作【武士の家計簿】(〔アスミック・エース/松竹〕配給)が順に公開され、時代劇映画を盛り上げました(2010年)。

監督はそれぞれ、三池崇史、佐藤純彌、杉田成道、廣木隆一、森田芳光が務めています。

その後、時代劇映画では和田竜原作・犬童一心と樋口真嗣共同監督【のぼうの城】(2012年〔東宝/アスミック・エース〕配給)、土橋章宏原作・本木克英監督【超高速!参勤交代】(2014年〔松竹〕配給)などが続き、さらに盛り上がりを見せていくことになります。

この<サムライ・シネマキャンペーン>以降、時代劇映画を手がけることになった中村義洋はヒット作を生んだ磯田道史・和田竜の原作者の2作目を受け持ち、現在の時代劇映画をけん引する存在となっています。そこでは常に金銭問題と武士文化が題材となっています。

著者名:三宅顕人

中村義洋

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原田眞人

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【関ヶ原】など司馬遼太郎作品の映画化に近年取り組む原田眞人(はらだまさと)。学生時代に山手樹一郎や五味康祐、司馬遼太郎の時代小説に大いに親しみ、映画監督デビュー直後には司馬遼太郎に映画化の打診をし、断られたエピソードもあります。司馬遼太郎作品への想いは特に強く、映画監督デビューから40年以上の時を経て司馬遼太郎作品の映画化を実現させました。

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滝田洋二郎

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【陰陽師】の監督以降、【壬生義士伝】【天地明察】など時代劇映画を多数手がけるようになった滝田洋二郎(たきたようじろう)。時代劇映画への関与はテレビ局主導の映画製作がちょうど華やかになっていく時期でした。そんな滝田洋二郎は時代劇映画ではベストセラーに寄る大作を委ねられ、原作を脚色するうえで主に斬り合いや切腹を美徳とする武士の姿が強調されます。

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森田芳光

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【椿三十郎】のリメイクで初めて時代劇映画に挑んだ森田芳光(もりたよしみつ)。自主制作映画・映画祭の興隆期に監督デビュー後、人気映画監督として長らく活動を続けるなかで晩年の取り組みが時代劇映画でした。晩年であっても、黒澤明リバイバルや時代劇映画ブームのなかで監督作を手がけ、常に日本映画の先導的な役割を果たし続けました。その森田芳光の時代劇映画では、刀を抜かない心得が描かれます。

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石井岳龍

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【五条霊戦記 GOJOE】で初の時代劇映画に挑んだ石井岳龍(いしいがくりゅう)。パンク・ロックに大いに影響を受けた前衛的と評される監督作品を発表し続けています。その破壊的な世界観から静けさに耳を傾けることを主題とした音楽ジャンルのひとつ、アンビエント(環境的)になぞらえた内的世界へと関心を移すなかで発表したのが自身初の時代劇映画でした。その後2作目の時代劇映画は、パンク・ロッカーが書いた小説の映画化でした。石井岳龍監督作品では時代劇であっても常に音楽的アプローチが試みられています。

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中野裕之

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SF時代劇映画【SF サムライ・フィクション】で劇場用映画監督デビューした中野裕之(なかのひろゆき)。映像監督としてミュージックビデオの黎明期から活躍し、映画監督として手がける長編映画の多くが時代劇です。ピースを自身の主題と語るその映像作品のなかでも時代劇映画では剣の腕前と平和の世が常に対立化され、観客に問いが投げかけられます。

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田中光敏

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【火天の城】で自身初の時代劇映画を手がけた田中光敏(たなかみつとし)。続く【利休にたずねよ】でも時代劇映画を手がけました。それらは共に山本兼一の時代小説が原作です。武士よりも技術者・職人に関心を寄せ続けた山本兼一の想いを反映し、田中光敏も技術者・職人の矜持を武士以上に色濃く描きました。

田中光敏

犬童一心

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【のぼうの城】で自身初の時代劇映画を監督した犬童一心(いぬどういっしん)。続けて【引っ越し大名!】も手がけました。それらは現在人気の時代小説家・和田竜と土橋章宏作品が原作です。両映画では槍術・剣術と知略との組み合わせが重要な要素となっています。

犬童一心

三池崇史

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約50年前の名作時代劇映画【十三人の刺客】と【切腹】のリメイクを託された三池崇史(みいけたかし)。両作では江戸時代に形成された「忠孝一致」を重んじる武士道の否定が描かれます。その後も同じく「忠孝一致」の否定を主題とする人気漫画【無限の住人】の映画化も託されます。三池崇史はそれらの時代劇を手がけるにあたり、万民、家族愛などを強調し、さらに現代の感覚で武士道を描きます。

三池崇史

篠原哲雄

篠原哲雄
【山桜】、【花戦さ】など自然にちなんだ時代劇映画を監督する篠原哲雄(しのはらてつお)。藤沢周平の時代小説映像化ブームのなかで時代劇映画を手がけることになりました。その自然にちなんだ題材は、自然の力によって武士の力に立ち向かおうとする意志が描かれます。

篠原哲雄