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コスプレ時のポーズ

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オンラインゲーム等から火が付き、コスプレイヤーの間でも人気となっている「刀剣男士」。一般のコスプレと違うところは、刀剣を扱うことから「ポージング」の重要性が極めて高いことです。今回は、「刀剣を扱うキャラクター」をコスプレする場合、どのようなポーズで撮影したら良いのかをご紹介します。

コスプレ時のポージングとは

コスプレのポージング

コスプレのポージング

コスプレは、アニメやゲームの世界を現実世界で再現するのですから、恥じらいは厳禁。キャラクターになりきって、大げさなほどポーズを作ってみましょう。

最初はハードルが高いかもしれませんが、思い切って動きを付けたり、声を出したりすると、恥ずかしさも消えてキャラになりきることができ、ポージングも自然になってきます。

撮影するにあたり、キャラクターに合わせたポーズをすぐに再現できなくてはいけません。そのため、撮影前にはいくつかのポージングのパターンを研究しておく必要があります。

参考資料は、フィギュアなどの公式グッズや公式ホームページにある画像、原作のワンシーンを再現したもの、Web上に公開されているイラスト、コスプレSNSサイトに上がっている写真など。これらをもとに、どんなポーズが良さそうか、実際に鏡の前で試してみます。

メジャーな作品ではないサブキャラを選択したため、資料が少ない場合は、妄想力をフル活用して、キャラクター同士の関係性から(原作にはなくても)シチュエーションを膨らませてみるのも良いでしょう。「合わせ」(同じ作品や、同じジャンルのコスプレを一緒にやること)で行なう場合は、動きの打ち合わせもしておくとスムーズです。

また、歴史系コスプレの場合は、時代背景や設定がある程度絞られているため、和装の所作や刀剣のさばき方などの基礎知識が必要。動きを表現したいときにも、原作に登場するポーズ以外の知識が役に立ちます。

アクションポーズ集や映画・ドラマ、ポスター画像などを参考に、カッコ良いシチュエーションや構図を研究してみると良いでしょう。

いずれにせよ、鏡の前でどう見えるかをチェックしたり、カメラで撮影してみたりすることが、良いポージングのために重要。

もっとも、よくあるのが参考資料そっくりにポージンングしてみても、思ったほどカッコ良くなかったりするということです。そんなときには、スタイルを良く見せるためにダイエットするのもひとつの方法ではありますが、撮影の場合は撮影テクニックやポージングでスタイルを良く見せることもできます。

身体を傾けてスタイルが良く見える角度を探したり、小道具をうまく取り入れたりすることで、多くの問題を解決することが可能です。

また、表情も一緒に練習する、写りの良い角度を探すなど、撮影前のポージングの練習は重要。初心者のうちは、特に時間を割いて研究しましょう。

男性らしい動きとは

女性が男性のコスプレを行なう場合、男性らしい身体のフォルムや動きを知っておかなければなりません。

男女共に胸を張るのは基本ですが、男性キャラの場合は、あごを引き、三角形を作るイメージで肩と胸を開くのがコツ。

肩幅より少し広めに足を開き、ひざやつま先は外側に向けます。胸を開くということは、肩甲骨を閉めるということ。こうすると自然に肩と胸が開いてきますので、試してみる価値はあります。

また、あごを引くということは、下を向いたり、あごを下に入れたりということではありません。間違った解釈だと、二重あごになってしまうので注意が必要。

後頭部を背中のラインに合わせてまっすぐに保ち、決して首には力を入れないことが重要です。開いた胸と共に、グッとうしろに重心がかかるのが分かります。

刀剣の握り方

コスプレで、よく使われる小道具は刀剣。いくら衣装やメイクがカッコ良くキマっても、剣の名手であるはずのキャラがでたらめな持ち方をしていたら、ちょっと興ざめです。

コスプレは、実際の剣道や居合道と同じ動きをする必要はありませんが、基本の形、動きを知っておくことは、キャラの特徴をとらえ、ポージングに説得力を生みますので、ぜひ習得しておきましょう。

刀剣の握り方

刀剣の握り方

長刀の場合は、剣道の竹刀を持つときのように構えれば問題ありません。

まず、体の正面に刀剣を持ってきて、左手はの下部分を小指薬指中指で「握り込むように」持ちます。

そして右手は「」(つば)に近い部分を、横からではなく上から手を「添えるように」持ち、やや内側に雑巾を絞るような形で持つのです。

つまり、力を入れるのは左手ということ。このように持つと、手首が浮かず締まった持ち方になり、強そうな構えとなります。

刀剣を使った撮影では「目線」が重要。真剣な眼差しがどこを向いているかによって、写真の構図に広がりを出すだけでなく、その場面から見えてくるストーリーに奥行きを出すことが可能になるのです。

さらに、どんなジャンルのコスプレでも、動きに派手さがないと、見栄えに欠ける出来となってしまいます。実際に戦うわけではありませんから、身体にひねりを加えてダイナミックな構えに挑戦してみましょう。

このとき、上半身に意識が集中してしまいがちなのですが、下半身も意識し腰を落とすようにすると力強さが表現できます。

刀剣の抜き方

抜き付け

抜き付け

右手で柄を上から握り、左手は鯉口の少し下あたりを下から握ります。

そして、少しだけ刀をから抜き、柄を握った右手をうしろへ引く鯉口を切る動きです。

そのあと、刀剣を少し持ち上げて水平にし、右手をうしろに引きながら「鞘」を持つ左手を少し手前に押し出すようにして、まっすぐ一気に抜きます。ポイントは力を抜いて勢い良く抜くこと。

また、刀剣を鞘に収めるときも、抜くときと同じ体勢で行ないます。

帯刀、抜刀時には、腰に視線を送らず、前を向いたまま行なうことが重要です。

和装での立ち居振る舞い

和装キャラのカッコ良さは、クールで美しい立ち居振る舞い。姿勢を少し変えるだけで、格好良く見えるようになります。

より凛々しく、美しく見せるために、和装ならではの所作を意識しましょう。

立ちポーズ

コスプレのポージング 立ちポーズ

コスプレのポージング 立ちポーズ

足幅は肩幅よりやや広くとり、重心はうしろに置きます。

そのとき胸をうしろに引くのではなく、上に引っ張るように背筋を伸ばすことが大事。背筋がピンと伸びるので、和装男子らしい凛とした強さを表現することができます。

肩もひじも外側へ開いて、直線的なシルエットを作ることが大事です。

小道具のない場合は、懐に片手を入れたり、お尻の丸みを見せないようにウエストより下に置いた手を下に向けたりして、身体のラインをなるべくまっすぐに見せます。

これに対して女性のポーズは、肩をなだらかに落として、華奢なラインを作ることが大事です。

ポイントは女性らしいくびれを表現するウエスト。くびれを強調する場合は、一般的には矯正下着を使いますが、撮影する場合は、身体の傾け方次第で細く見せたりすることも可能ですので、角度を細かくチェックしてみましょう。またお尻は、キュッと上げます。

コスプレのポージングは、ありえないようなポーズであっても、何気ない顔をして、ときには笑顔で、すべてのパーツに神経を行き届かせるもの。体力に忍耐力、筋力が必要です。

座りポーズ

座りのポーズは、男性の場合、あぐらをかくのが一般的。

このとき両腕と両足で「ひし形」になるようなシルエットを意識しましょう。

男性的な広い胸を表現するため、胸の前に手を入れるのはNG。両足を前に出し、腕を身体のうしろにおく座り方のときも、胸の広さ、足の長さを強調するように座ります。

コスプレのポージング 座りポーズ

コスプレのポージング 座りポーズ

パターンの違いとして、曲げた足の片方は外側へひじを立て、もう一方は横へ寝かせるようにするポーズも有効。高低差を付けると男性らしい余裕のあるポージングとなってさらに良いでしょう。

ポイントは、重心を中心において直線を意識すること。刀剣を胸の前で立てたり抱えたり、キセルをくわえるなど、和の小道具でアクセントを付けると、自然な雰囲気が出ます。

また、椅子に座る場合、直線を意識し、肘とひざは必ず外側に開きます。背もたれのある椅子は、深く座ると足を短く見せてしまうため、浅く腰かけ、ふんぞり返るように座ってみましょう。脚を組むときは、上の脚は下の脚に添わさず、膝から下の脚は左右を大きく広げます。

女性の場合は、これとは真逆の動きをすると女性らしいポーズになるということ。ペタンと床に座ると、幼女的な可愛らしさが演出できますが、他にも重心を少しずらして、胸の前に腕を持ってくるなど、身体を小さくおさめるように意識して、腰をひねる、首を傾けるなどのポーズを作ると女性らしい美しさが出せるでしょう。

指先で表現する

コスプレのポージング 指先の表現

コスプレのポージング 指先の表現

女性らしい指の美しさは「揃えた指先」ですが、男性はそれとは逆に、大きな手や指のごつごつ感を意識します。

手の甲を見せ、指を少し離して力を入れ、胸のあたりでポーズをしましょう。このとき、手の甲の骨と血管の筋が浮き出るように力を込めるのがポイント。

懐や袴の空きに手を差し込むときは、着物のラインをきれいに見せるため肘に力を入れて宙に浮かし、肘をこぶし1個分くらい体から離します。堂々としたクールな雰囲気が出て、カッコ良い所作になるでしょう。

2人で合わせを行なう場合、武士は座って対面するとき、身体の右側に刀を置き、刀剣の柄は左側に向けるのがポイント。これは相手に敵意がないことを示すための所作で、右手で刀を素早く抜くことができないようにするという意味があります。

流派によってそれぞれ違いはあるものの、基本的な刀剣のマナーを知っておくと、よりコスプレに深みが出てくるでしょう。

目の表情

コスプレのポージング 目の表情

コスプレのポージング 目の表情

男性キャラのカッコ良さは、目の表情で作ります。

切れ長のキリリとした瞳はメイクでも作れますが、目の奥に力を入れ、口角は平行に持ち上げれば、紳士的なスマイルに。

きざな流し目は、黒眼を横に流して見つめると、白眼によって、セクシーになるのです。

流した方向の口角の端を少しだけ上げて、憂いのある笑みを作ります。このとき、キャラクターになりきることが何よりも重要です。シチュエーションが思い浮かぶような表情、ポージングをしましょう。

衣装や自分の顔のパーツなど、相手に強い印象を与える部分はどこかチェックし(例えば目がポイントならば、目のそばに刀剣を持ってくるようなポージングなど)、その部分をうまく利用したポーズを研究しておくことも重要です。

動きのバリエーション

殺陣(たて)での基本的な刀剣の振り方としては、正眼(せいがん)の構えから正面に刀剣を振り下ろす「真っ向斬り」、 お坊さんの袈裟(けさ)のラインのように斜めに斬る「袈裟斬り」、横に一文字に斬る「胴斬り」、斜め下から袈裟のラインへの「斬り上げ」、斜め前から襲ってくる敵を刀剣で受け流したところを斬る「柳返し」などがあります。

刀剣は、力まかせに扱ってもうまくいきません。刃の流れを意識して、刀剣の重みを感じて振りましょう。身体全体を使い、余計な力を抜く方がきちんとした流れで動けます。

相手がいない場合でも、相手をイメージして遠くに大きく振り、きちんと目線をつくることが大事です。

また、止まって振るだけでなく、歩きながら動きながら振ってみると、躍動感が出るので試してみましょう。

【注意点】
刀剣を扱うには、自分だけでなく周囲の人に対しても配慮しなくてはいけません。

たとえ摸造刀であっても、それは武器になり得ます。そのため、取り扱いには、充分に注意しましょう。

  1. 持ち歩くときは袋に入れる

    帯刀する

    帯刀する

    移動中は鞘から抜いてはいけません。「鋒/切先」(きっさき)は下にして歩くか、腰に帯刀します。鞘がない場合は、袋に入れる、紙でくるむなどの対策をして運びましょう。

    長い槍や鋭利な部分が多い刀剣の場合は、自分の視野の範囲外に危険が起こらないように持ちます。

    自分の視野の範囲ならば、不意の出来事であっても回避しやすいためです。また、使わないときは鞘にしまっておきます。

  2. ゆっくり抜く

    刀剣を素早く抜いて打ち合いたくなる気持ちをこらえて、ゆっくりと刀身を動かしましょう。ゆっくり動かしてさえいれば、例えバランスが崩れて相手にあたったとしても、ひどいけがにはなりません。

    必要がないときは、常に地面に鋒/切先を向けておきましょう。

  3. 武器であることを忘れない

    刀剣は、模造刀と言えども他の人を傷つける危険性のある物です。刀身がすっぽ抜けてしまったり、折れたり欠けたりして破片が飛んで行くなど、気を付けていても予想もしない事故が起こりうることを心に留めておきましょう。

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